仲良し夫婦のたとえで知られる美しいオシドリを、間近で見られるバードウォッチング・スポット。
警戒心が強くてあまり人の側には寄ってこないオシドリを、小窓がついた『オシドリ観察小屋』からじっくり観察できます。
約1,000羽もの大群をそばで見られるのは、日本ではこの日野町だけ!
近いときは約10メートル~20メートルの距離まで寄ってきてくれます。
住所:鳥取県日野郡日野町根雨310番地
お問い合わせ:0859-72-2101(日野町役場 産業振興課)
開館日:11月1日~3月31日
閉館日:第2・第4水曜日、12月31日、1月1日
開館時間:7:00~17:00
入場料:300円(18歳以下無料)
~ 目次 ~
美麗なオシドリを間近で見られる、鳥好きの聖地!
目にも鮮やかな美しい姿の「オシドリ」。
つがいで仲良く暮らす習性が有名ですが、人の側にはあまり寄ってきてくれません。
そんな珍しいオシドリをじっくり観察できるのが、鳥取県日野町にある『オシドリ観察小屋』。
毎年11月~3月中旬にかけて、約1,000羽もの大群が町を流れる日野川に飛来!
その微笑ましくも美しい姿を、こっそりじっくり観察できます。
飛来期間:11月~3月中旬
飛来のピーク:1月~2月(最大約1,000羽)
観察できる時間帯:朝8時頃までと、夕方16時以降
※天気が良い日の日中は遊びに飛び立ってしまい、オシドリ観察小屋周辺には全くいない場合があります
※天気が悪い日は、日中でも『オシドリ観察小屋』の近くにいる場合があります
※気象条件等によっては観察できない日もあり
2022年にリニューアルオープンした『オシドリ観察小屋』。
一度に入れる人数が限られているので、見学客が多いときは譲りあって観察しましょう。
オレンジ系の色鮮やかな羽が雄で、シックなブラウン系の羽が雌。環境庁のレッドリスト(絶滅の恐れがある野生生物のリスト)に記されている稀少な鳥で、野生で見られる機会はめったにない。
最も多い時で1000羽以上もの大群が飛来し、特に秋の紅葉シーズンには山の錦秋(きんしゅう)とオシドリの羽のコントラストが壮観!
あまり知られていない生態を心ゆくまで観察できる。
3月頃から北帰行が始まり、シベリアなどの北の国に渡っていく。しかし、春から秋にかけても日野町に残る“留守番隊”もいる。
オシドリってどんな鳥? 生態を知って楽しく観察!
日野町の『オシドリ観察小屋』の良さは、警戒心が強いオシドリを間近で見られること。
他のオシドリ飛来地では、遠くからしか眺められない事が多いのですが、ここ日野町では数メートル~十数メートルの近さで観察できます。
その理由は、周りの自然に溶け込んだ木造の小屋。この『オシドリ観察小屋』がオシドリたちが集う日野川に面していて、壁に開いたたくさんの小窓から、こっそりオシドリを見られるのです。
多く見られるのは、8時頃までの早朝と16時以降の夕方。特に早朝は、エサを食べるオシドリを、間近で観察できます。
【オシドリの特徴と生態】
大きさ:雄は約45cm、雌は約40cm前後
行 動:雄と雌がつがいで一緒にいることが多い(“オシドリ夫婦”の呼び名の由来)
※また、カモ類は他のカモ類とよく“混群(こんぐん/異なる種類の鳥たちが一緒に群れをつくること)”になるが、オシドリは他のカモ類とはあまり混ざらずにオシドリだけの群れを作ることが多い
生息地:日本全国に分布、および繁殖
よくいる場所:森の中の水辺(特に木陰の水面を好む)
繁殖期:4月~7月
子育て:木の洞(うろ)に巣を作って7~12個の卵を一度に産む(ヒナの世話は雌がする)
オシドリは鳥取県の鳥でもあり、『オシドリ観察小屋』がある日野町の鳥でもある。それにふさわしい国内有数のオシドリ観察スポット!
オシドリは物音がしたり、人の姿が見えたりするとすぐに飛び立ってしまう。そのため『オシドリ観察小屋』の中では息をひそめて静かに見学や写真撮影しよう。
『オシドリ観察小屋』の近くには、オシドリの写真・はく製・生態が分かる資料などを展示している『オシドリ資料館』がある。オシドリについてもっとよく知りたい人は必見!
日野町の人々が育んだオシドリとの絆。
日野町のオシドリは、かなり昔から日野川に飛来していました。ですがそれが今のように国内有数の大群になったのは、日野町の人々の努力の賜物でした。
1987年頃から、オシドリ好きの池岡幸三さんが1人で餌付けを開始。それを見た町の人々が、「もっと多くのオシドリを招いて、もっとたくさんの人たちに見てもらいたい」と、1994年に「オシドリグループ」を結成して協力。そして『オシドリ観察小屋』を設置して、約1,000羽以上ものオシドリが飛来するようになりました。
かつてオシドリたちがいた山の上の鵜の池(標高400m)から、エサ不足でオシドリたちが日野川に降りてくるようになった。それを見た池岡さんが、オシドリの好物のドングリを集めて日野川に撒き始めた。
そして平成初期には30羽ほどだったオシドリが、年々数を増やしていって、今や川を埋め尽くすほどの大群となった。
飛来シーズンの間は、この「オシドリグループ」の有志がボランティア・ガイドを行ってくれる。日野町のオシドリを知り尽くした人々による生態・特徴・行動などの説明は必聴!
オシドリの大好物のドングリ。「オシドリグループ」の人々が集めて撒いて、オシドリたちが日野川に集うようになった。他にも古米・くず米・豆類などを好むので、これらの餌の寄付を「オシドリグループ」事務局で受け付けている。
こうして「オシドリグループ」の尽力によって、日野町に約1000羽ものオシドリたちが訪れるようになりました。今も「オシドリグループ」は、餌やりなどの保護活動を続けながら、オシドリ自身が餌を採れるようにするために、ドングリがなる樫の木の植樹などを行っています。
その他にも、毎日夕方の餌まき・日野川の清掃・オシドリの写真展などの活動をしています。こうして“日野町のオシドリ”を周知して、その名を知らしめています。
早朝にエサを食べにくるオシドリたち。この時が一番のシャッターチャンス!
せっかく来たなら日野町を満喫しよう! ~縁起の良い神社やお土産屋など~
日野町の見どころは、『オシドリ観察小屋』だけではありません。せっかくここに訪れたなら、ぜひ名物のお店や名所も巡ってみましょう。
●金持神社(かもちじんじゃ)
『オシドリ観察小屋』から車で約7分ほどの縁起の良い神社。
「金持」という名の神社は全国でもここ一社しかなく、金運や開運を求める参拝者が全国から訪れます。
きらびやかなオシドリを見てこの神社にお参りすれば、お金持ちになれるかもしれません。
●金持(かもち)テラスひの
『オシドリ観察小屋』から車で約2分ほどの、日野町の観光拠点。日野町の観光パンフレットや美味しい特産品、新鮮な野菜などがズラリと並び、銀行やコインランドリーなどもあります。
中でも日野町の特産品・原木シイタケをモデルにしたキャラクター「しいたん」の可愛いグッズが人気で、「しいたん」の焼き印が押されたお饅頭と、日野町特産の「はぶ茶」がセットになった「しいたんのティータイム」は、お土産にピッタリ!
ほかにも日野町ならではのお土産が探せます。
住所:鳥取県日野郡日野町根雨170-1
電話:0859-70-1730
営業時間:10:00~16:00
定休日:基本的に年中無休
●根雨宿二番館 そば道場たたらや
造り酒屋をリノベーションした雰囲気たっぷりの店内と、そこで味わう日野町産のそば粉を自家製粉・手打ちした本格派の田舎蕎麦が評判のおそば屋さん。蕎麦通が通うこだわりのそばを、ぜひ味わってみましょう。
※営業は昼のみ
のどかな山里の中に、美しいオシドリが舞い踊る鳥取の奥座敷・日野町。都会の喧騒を忘れて心豊かに遊べる、秘密の癒しスポットです。
美しく仲むつまじいオシドリに、心癒されるひととき。
セラピー効果抜群のオシドリを眺めて、パワースポットを巡る休日はいかが?
- DATA
オシドリ観察小屋
HP:https://www.town.hino.tottori.jp/1125.htm
住所:鳥取県日野郡日野町根雨310番地(旧観察小屋隣り)
※JR根雨駅より徒歩3分/日野川沿い
お問い合わせ:0859-72-2101(日野町役場 産業振興課)
開館日:11月1日~3月31日
閉館日:第2・第4水曜日、12月31日、1月1日
開館時間:7:00~17:00
入場料:300円(18歳以下無料)
※15名以上の団体は一人150円
※年間パスポートあり
取材協力・
写真提供:
オシドリグループ事務局,日野町 産業振興課/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)
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