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‟ジビエ”のイメージをくつがえす美味しさ! クセも臭みもない、里山の絶品グルメ。
「山くじら」。
聞き慣れない言葉ですが、これは野生のイノシシ肉のこと。
昨今、山あいの町や村では、野生の猪による田畑の被害が急増しています。
そんなイノシシを捕まえて美味しいグルメにしているのが、この『おおち山くじら』なのです。
野生動物を「害獣」ではなく、「命ある生き物」として活用。
人と野生動物が住み分けられる環境を作り、豊かな自然との共存・共栄を目指しています。
野趣あふれる味わいなのに美味! 季節ごとの違いも楽しめる、安心・安全なジビエ。
ひと口に‟ジビエ”と言っても、その質や味はさまざまです。
なぜなら野生動物なので、捕獲してから加工するまでの速さや、加工方法による味の劣化など、いろんな要素が絡みあうから。
その点、この『おおち山くじら』はジビエ界でも名だたる品質の高さで有名!
「ジビエの資源化」を目指している全国の町や村が、こぞって視察に訪れるほどの先進地なのです。
イノシシが田畑を荒らすのは、主に春から秋にかけて。
ですがこの時季は、気温が高いために捕獲したイノシシをその場でしめると、すぐに傷んでしまいます。
そこで美郷町では、イノシシを生きたまま捕獲できる「箱罠」や「囲い罠」を活用!
こうして生きたままのイノシシを加工場に直送して、鮮度抜群のお肉にしています。
この「生体搬送」を地域ぐるみで行なっているのは、全国でも珍しい例だそう。
そのため『おおち山くじら』は、ジビエ界の有名ブランドになっています。
『おおち山くじら』は島根の大自然のたまもの! 夏と冬の味の違いも楽しい
島根の大自然に育まれた野生のイノシシ肉は、季節によって味わいが異なります。
例えば冬は、厳しい寒さに耐えるためにドングリや木の実を食べ漁ります。そのため丸々と肥え太り、上質な脂身が付くのです。
そして夏場のイノシシは、草木の新芽やタケノコなどを食べるため、アッサリした後味の歯切れが良い赤身肉になります。
そんな「夏イノシシ」と「冬イノシシ」とを食べ比べるのも一興!
ジビエの先進地・美郷町の『おおち山くじら』だからできる、贅沢な楽しみ方です。
●満足セット(3~4人前/送料無料)
秋から冬にかけて人気の、体の芯から温まるお鍋用のセット!
イノシシのスライス肉をスキヤキ風に味わえます。
お肉は力強い旨みの「夏イノシシ」と、上質な脂がのった「冬イノシシ」の2種類。
季節ごとに味わいの違う『おおち山くじら』を、贅沢に食べ比べできます。
さらに専用調味料の「おおち山くじら鍋の味噌」も付属。
こちらは地元産の味噌に丁寧にすったゴマと生姜・ニンニクをブレンド。
体がポカポカ温まる、お鍋にピッタリの調味料です。
●おおち山くじら 4缶 ギフトセット
美郷町産の山くじら=イノシシ肉の美味しさを堪能できる、4種類の煮込み料理の缶詰です。
ジビエの缶詰は全国的にも珍しい上に、その美味しさも極上!
どれも野菜と一緒に煮込んであるので、開ければすぐに食べられます。
以下、それぞれ単品でも買える缶詰の中身です。
1.イノシシ肉と大豆のキーマカレー
粗めにひいたイノシシ肉と、国産大豆をブレンドしたキーマカレー。
ギュッと濃縮されたイノシシ肉の旨味が、大豆のやさしい甘味やスパイスとハーモニーを奏でます。
大豆は三重県美里町の在来種(その地域で昔から育てられてきた特有の品種)の『みさと在来』。
安心・安全な国産食材のコラボです。
2.イノシシ肉のスパイス煮込み
イノシシ肉を8種類のスパイスとトマトで煮込んだ缶詰。
挽きたてのスパイスの香味とトマトの酸味が、エキゾチックな風味をかもします。
3.イノシシ肉の黒ビール煮込み
イノシシ肉に焼き目をつけて、じっくり炒めた玉ねぎと黒ビールで煮込んだ一品。
ビールのほろ苦さがアクセントの、贅沢な大人向けの味です。
4.イノシシ肉のポトフ
イノシシ肉・新鮮な野菜・塩・オリーブオイルだけでじっくり煮込んだ黄金色のスープ。
それに大きめのゴロゴロ野菜とイノシシ肉を加えたゴージャスなポトフです。
塩以外の調味料は一切使っていないので、イノシシ肉と野菜の旨みをたっぷり味わえます。
このほかにもヒレ肉・ロース肉・バラ肉などの生肉や、ハンバーグ・燻製ハムなどの加工食品がいっぱい!
新型コロナウイルス対策の特別セットもあって、
・最高級の天然イノシシ肉 1kg 6,930円(税込)
・塊肉・ステーキ・ヒレ・ハツ等のセット 約2.7㎏ 11,500円(税込)
など、とてもお得な商品もあります。
首都圏の有名ジビエ店が御用達の『おおち山くじら』を、食べて応援できるチャンスです。
元・都会人のアイデアで里山グルメを全国区に! イノシシと人との共生を模索。
有害鳥獣のジビエ化としては全国のはしりで、ジビエ界のお手本とも言われている『おおち山くじら』。
それをさらに知らしめたのが、東京から移住してきた森田朱音さんでした。
福岡県の出身で、東京では普通の会社員だったという森田さん。
ですが勤め先が地域活性化に携わるマーケティング会社だったため、有害鳥獣の問題に興味を持って、自ら狩猟免許をとって田舎に通うように。
そのご縁で美郷町と『おおち山くじら』のことを知り、美郷町に移住しました。
さらに『おおち山くじら』の事業に関わることになって、当時としては斬新だったジビエの缶詰を商品化したり、インターネットでの販売を開始。
それまで都会の飲食店への販売が中心だった『おおち山くじら』を、個人でも買える商品にしたのです。
こうして『おおち山くじら』は、全国の食通やジビエ好きに知られる存在になりました。
人と野生動物のより良い関係を築いて、お互いに共生できる仕組みを目指しています。
「そんな『おおち山くじら』を食べていただくことで、鳥獣被害の実態に想いをはせていただきたい、と思っています」
と森田さん。
現在は『おおち山くじら』を加工・販売する「株式会社おおち山くじら」の共同代表を務めています。
「日本全国で過疎化が進んで、里山の手入れが行き届かなくなっています。すると山と人里との境界があいまいになって、山からイノシシや鹿などが降りてきてしまいます。
これは‟鳥獣が一方的に田畑を荒らしている”といった単純な構図ではなく、‟人と野生動物との境界線が失われつつある”という大きな問題です。
『おおち山くじら』を食べていただくことで、こうした里山の問題を支えられる、という面をぜひ意識してみてください」
美味しいイノシシ肉を食べて、人と野生動物の境界を守る里山を応援!
そんな有益なグルメが『おおち山くじら』なのです。
新型コロナウイルスの影響で「巣ごもり」や「おうち時間」が増えている今。
自宅で旅行気分を味わえる、美味しくて珍しいジビエはとてもオススメの一品です。
普段 料理をしない人でも食べやすい「開けて温めるだけ」の缶詰や、「切って並べるだけ」のハムなどもあり。
今後も「焼くだけ」「煮るだけ」といったお手軽な商品を企画中だそうなので、ぜひ新たなお取り寄せグルメとしてマークしてみてください。
- DATA
株式会社おおち山くじら
HP:http://yamakujira.jp/
オンラインショップ:https://oochiyamakujira.stores.jp/
住所:島根県邑智郡美郷町乙原363
電話:0855-75-0887
取材協力・
写真提供:
株式会社 おおち山くじら/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)