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出雲神話のふるさとに佇む、日本に名だたる自然派ワイナリー!【奥出雲葡萄園/島根県雲南市】

2019年5月25日

美味しさと安全性で名高い「木次牛乳」の木次乳業がプロデュースした、自然派ワイナリー。
自社農園で丹精こめて育てた葡萄で、四季折々のワインを醸しています。

その味とロケーションが評判で、新作ワインが出るごとに通いつめるファンも!
島根の神話のふるさと・奥出雲の注目の旅行スポットです。

地産地消のワイナリーが、手の届く範囲の「食」を目指す。

知られざる「ぶどう王国」・島根。
西日本でも有数の産地ですが、中でも神話のふるさと・奥出雲では、農薬をできる限り減らした安全なぶどう作りが盛んです。

そんな自然いっぱいの奥出雲にたたずむのが、この『奥出雲葡萄園』。

自然と生き物に優しい生態系を乱さない農業と、それから醸されるワインを大切にする、小規模ながらも確かな個性が光るワイナリーです。

評判の自家製ワインに、こだわりの食べ物やグッズを取りそろえたショップ。
さらにワインとのペアリング(料理をより美味しく味わえるように考え抜かれた、ワインと料理の組み合わせ)にこだわった料理や、季節ごとの創作スイーツを楽しめるレストランと、ワインにまつわる素敵な体験が待っています。

奥出雲の美しい山中にたたずむ、緑豊かなロケーション!
食通も大満足のワインや料理に、まるで森林浴をしているかのような景色。
島根はもちろん、中国地方のワイナリーの中でも随一の人気。

『奥出雲葡萄園』があるのは、丁寧で健康的な食を目指すシンボル農園・「食の杜(しょくのもり)」の中。
敷地内には「杜のパン屋」・「豆腐工房しろうさぎ」・「田舎料理かやぶき」・「大石葡萄園」などがあり、こだわりの食がいっぱい!
何度も旅行して、すべてを巡るファンも多数。

個性豊かなワイン達が、シーズンごとに続々と登場!

『奥出雲葡萄園』のワインは、自家農園と契約農園で栽培した葡萄だけで造られています。

そしてその育て方は、有機栽培を目指した丁寧かつ手間のかかるもの。
「体の中に入れて体の材料にする食べ物は、なるべく安心な物を選びたい」
というこだわりを大切にしています。

それでいて、ワインの生産量は年間約5万本と、なかなかの規模!
十数種類を季節ごとにリリースしているので、何度訪れても新鮮なワインに出会えます。

一年中ショップに並ぶ「杜のワイン」。
(白・赤・ロゼの3種類/写真は白と赤) 各750ml 1800円(税抜)
白はフルーティーで癖のない味わいで、赤は柔らかな渋みと酸味が立った、野趣あふれる味わい。

その他のワインは醸造量が少なく、販売期間はリリースから約2~3ヶ月。
気に入ったワインがあれば、すぐにゲットしておこう。

『奥出雲葡萄園』がある雲南市木次(きすき)町は、中国地方一の桜並木で有名!
それにちなんだワイン、「きすきのさくら」 720ml 1,700円(税抜)

咲き誇る桜の花々をイメージした可憐なロゼで、春の訪れを感じさせるやや甘口の優しい味わい。
販売期間は桜の季節のみで、隣町の大東町の「河津桜(早咲き品種)」が咲き始める2月下旬から、最も花期の遅い三刀屋町の御衣黄(ぎょいこう)が終わる4月中旬頃まで。

『奥出雲葡萄園』のワインで一番人気の「小公子」 750ml 3,800円(税抜)
「小公子」とは日本で開発された山葡萄系の品種で、濃い赤紫色の野趣溢れるテイスト。

全国各地のワイン通がこぞって買い求める絶品ワインで、発売後すぐに完売することも珍しくない。毎年10月の予約開始時には、争奪戦となるのでご注意を!(販売は11月頃)

左:「メルロ」 750ml 3,000円(税抜)
スパイスやミネラル感のある落ち着いた香りの中に、スミレの花やベリー系の香りがほんのり漂う。

右:「シャルドネ」 750ml 3,000円(税抜)
柑橘やハーブの香りに、樽熟成からのウッディな香りが加わった辛口の白ワイン。
「小公子」に次ぐ人気で、樽発酵・アンウッディッド・スパークリングなどのバリエーションもある。

ワインは試飲もできる(一部は有料)。
島根旅行の想い出やお土産に、全国的に名高い自然派ワインはいかが?

島根の食のメッカ・奥出雲の地産地消グルメを、緑と陽光に包まれたレストランでどうぞ。

※2020年9月現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにレストランは休業中
※ランチも食べられる「ガーデンカフェ」は営業中(席数の制限あり)

『奥出雲葡萄園』の人気の高さの秘密は、ワインだけでなく、併設のレストランやカフェにもあります。

その信条は、やはり丁寧で体に優しい食。
もちろんワインとの相性も考え抜かれています。

ランチとティータイムだけの営業ですが、週末や祝日は予約をしないと入れないこともあるほどの人気!
島根旅行のランチで立ち寄るなら、事前の予約がおすすめです。

イタリアンをベースに和洋仏のエッセンスをまぶしたメニューは、いずれも好評!
季節ごとに素材が変わって、旬の素材たっぷりの創作料理が味わえます。

レストランで一番人気の「プレーランチ」 。
アラカルトは季節ごとに内容が変わり、何度訪れても新鮮な味が楽しめる!
島根旅行で立ち寄るなら、これも予約がおすすめ。

レストランで一番人気の「プレートランチ」は、一皿で十数種類のアラカルトが味わえるお得なメニュー。
島根の食のメッカ・奥出雲の食材がたっぷりで、美味しさと安全性にこだわった高原野菜やご当地ブランド肉など、島根の食の粋を味わえます。

さらにパスタやタリアータ(薄切りの牛肉料理)・コース料理・創作スイーツなど、予算とお腹の空き具合に合わせて様々なメニューが選べます。

地産地消の手間ひまかかった料理は、やはり『奥出雲葡萄園』のワインと一緒にいただくのがおすすめ。
スタッフに聞けば、今あるワインの中からピッタリの銘柄を選んでくれます。

こちらも人気の「奥出雲和牛タリアータ」 。
前菜・パン・スープが付いた、贅沢かつ大満足の一品!

「奥出雲和牛」は島根の高原で育てられたブランド和牛。
脂が少なめのヘルシーな食感なのに、濃厚な旨味がうれしい。

葡萄畑を見おろす丘に建つガーデンカフェ。
奥出雲の旅行スポットでも屈指のロケーションで、2017年のオープン当初から人気!
カジュアルなランチやドリンクは、テイクアウトできる物もある。

オープンエアで解放感抜群! 芝生の上の「ガーデンカフェ」で、癒し旅行を実感。

『奥出雲葡萄園』には、ほかにも爽やかな芝生の上のウッディーなテラス席で、ピザやパンケーキなどを味わえる「ガーデンカフェ」があります。

パーテーションで5つの区画に区切られた客席は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策にも対応。
1区画ごとに最大8名が座れて、眼下に広がる葡萄畑を眺めながら、癒し感たっぷりのティータイムを楽しめます。

もちろんワインやソフトドリンク、創作スイーツなども注文できて、人気のパンケーキは注文が入ってから焼き上げるこだわりよう。
季節の素材やフルーツたっぷりのメニューは、『奥出雲葡萄園』の公式Instagramでチェックできます。

旅行の大きな楽しみは、その土地ならではの食。
ピザやパスタ、スイーツなどのお馴染みのメニューにも、島根と奥出雲の食材がたっぷり!
どれも『奥出雲葡萄園』でしか食べられない味で、島根県外から足しげく通うファンもたくさん。

ワインとこだわりの食を取り揃えたショップで、島根のヘルシーなお土産を選ぼう。

こだわりの食とワインを愉しんだら、ショップでお気に入りのワインを探してみましょう。
四季折々の自家製ワインと、ハイセンスかつ『奥出雲葡萄園』のお眼鏡にかなった食や雑貨がいっぱいです。

島根や近県産の物が中心で、海外のオシャレなクッキーなどもあり。
季節色豊かなジャムや、地元作家の桜染め・紅茶・野草茶など、なかなか手に入らない逸品ばかりです。

さらに『奥出雲葡萄園』の母体の、木次乳業のチーズや乳製品もあり。ワインと相性抜群のチーズを、ぜひ探してみてください。

『奥出雲葡萄園』は、敷地内の自社農園で日々葡萄を育てている。
緑豊かな園内を散策すれば、島根の神話のふるさと・奥出雲の豊かさと、そこを旅行している満足感をたっぷり味わえる!

ワインの仕込みの時季には、ワイナリー全体が発酵し続ける葡萄の芳醇な香りに包まれる。
島根の中でも冷涼な奥出雲で、昼夜の気温差を生かして熟成が進む。

レストランとショップの地下には、ワインが眠るカーヴがある。
バリック樽に詰められたワインが熟成の時を刻み、その一角に設けられたギャラリーでは、絵画・写真・陶芸・木工など、いろんな作家のミニ展示会が行われている。

ワイン造りに参加できるイベントも! 島根の食の豊かさを、その過程に参加して実感。

さらに『奥出雲葡萄園』では、小規模ワイナリーならではの参加型イベントも行なっています。

どれもワイン造りやワイナリーの環境造りに関わるもので、
「私が摘んだ葡萄がワインになる!」
「私が割った薪がワイナリーで使われる!」
といった楽しさを味わえます。

手仕事による丁寧な食べ物を大切にしている『奥出雲葡萄園』。
その過程に関わって、旅行を超えた「暮らす」ような体験ができます。

毎年常連のゲストも多数!
ここから生まれたワイン好きの輪や、新たなコミュニケーションの広がりもあり、連泊するような時間はなくても滞在型旅行のような充実感を味わえる。


●シャルドネの収穫イベント
9月第1週~第3週の日曜(期間中に1回のみ開催)
※葡萄の生育状況によって、1ヶ月前までに開催日を決定
※2020年以降は、新型コロナウイルスの影響により開催は未定

人気ワイン「シャルドネ」の原料の葡萄・シャルドネを収穫できるイベント。
午前中に収穫を行ない、お昼になったらランチと昨年度の「シャルドネ」をご馳走してもらえます。
(ランチ後に解散)

「去年収穫してワインになったシャルドネを、これに参加したら直接味わえる!」
と大好評。毎年100人もの参加者が集まります。

「薪割りイベント」のようす。
薪割りで爽快な汗をかいた後は、『奥出雲葡萄園』の美味しいランチがいただける。
ワイナリーの営みや自然を感じられる、これも普通の旅行ではなかなかできない体験!


●薪割りイベント
2月下旬~3月中旬の日曜日(期間中に1回のみ開催)

冬のレストランやショップを暖めてくれる、薪ストーブの薪を割るイベント。
薪割り作業は午前中だけで、終わったらランチをご馳走してもらえます
※ワインの提供はなし/ランチ後に解散

このように、ただワインを飲んだり買ったりするだけでなく、“ものづくり”の過程を見て、参加して、葡萄やワインの造られ方まで知ることができます。

地産地消の小規模ワイナリーだからこそできる、‟食”のまるごと体験。
奥出雲と島根ならではのヘルシーなワインに、ぜひ会いに来てみてください。

初春に芽吹く葡萄の新芽。
5月末~6月上旬には花が咲くなど、四季折々の葡萄畑の風景も楽しめる。

手塩にかけられたワインと、それを造る人々の営みを感じながら、島根の大自然に癒されるスポット!

- DATA
奥出雲葡萄園

HP:https://www.okuizumo.com/
住所:島根県雲南市木次町寺領2273-1

電話:0854-42-3480

営業時間
<ショップ>
10:00~17:00
<レストラン>
・喫 茶 10:00~11:00 / 14:30~16:00
・ランチ 11:30~14:00
休日:火曜(祝日の場合は翌日)

ワインの通信販売
https://www.okuizumo.com/wine/
受付方法:メール・電話・FAX

取材協力・ 写真提供: 奥出雲葡萄園/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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