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時間がゆったり流れる山里で、ゆずの香りに包まれながらドライブ休憩!
車で石見空港から約40分、津和野からは約1時間。
島根県益田市の山あいにある美都町は、あふれんばかりの緑に囲まれたのどかな山里です。
ゆずの名産地として知られ、春は桜、夏はホタルが美しい自然豊かな土地。
秋の終わりには町内のあちこちでゆずが黄色く色づき、『道の駅 サンエイト美都』には、それを使った様々なお土産が並びます。
オリジナルのお土産がいっぱい! 『道の駅 サンエイト美都』で買えるあれこれ。
豊かな自然と里山の幸に恵まれた美都町エリア。
『道の駅 サンエイト美都』には、それらを活かした地域色豊かな商品が並びます。
たとえば山里のジビエ・猪肉のジャーキーや、日本一の清流「高津川」でとれた鮎のうるか(はらわたや卵の塩辛)、地元産の10種類もの野草や薬草をブレンドした「山里茶」、お隣の匹見町で採れた清流わさびの加工品、やはりお隣の弥栄町で織られた大人気の浴用肌ケアタオル「キビソ肌友だち」など、たくさんの品々があります。
それらの中から、人気の高いおすすめ商品を紹介していただきました。
●ゆずスイーツ
美都町と言えばやっぱりゆず!
フレッシュなゆずを使ったスイーツやドリンクなど、とにかくたくさんのゆず商品が並びます。
中でも人気なのが、オリジナルのカステラ。
ザラメの代わりにゆずピールを下地に敷き詰めていて、ゆずの風味とカステラ生地とのハーモニーを楽しめます。
同じくゆずを入れたマドレーヌやチーズケーキ、チョコレート、ゆず味噌、ゆずラーメン、ゆずぽん酢などもあり。
ゆず果汁に蜂蜜をブレンドしたドリンク「ゆずっこ」は、全国にファンがいる人気商品です。
●強運 米焼酎「いし」25℃ / 原酒45℃
すべての柴犬のルーツになった石州犬(せきしゅうけん)「石号」の育った里で作られた、コシヒカリの米焼酎。
さまざまな強運に恵まれて美都町から見い出され、遠く東京に送られて純日本犬の血統を繋いだ「石号」。彼が育った二川(ふたかわ)地区でできたお米を、「石号」にちなんで「強運米」として使っています。
お米の旨味を残しながらもスッキリとした口当たり。
ロック、水割り、お湯割りはもちろん、美都町特産のゆず果汁との相性も良く、炭酸割などいろんな飲み方が楽しめます。
アルコール度数45度の原酒もあり。
●石見國「養老瀧」特別純米酒15℃ / 原酒17℃
美都町の名所「養老瀧」の伝承にちなんで醸された純米酒。
『サンエイト美都』と『美都温泉 湯元館』だけで買える限定商品です。
平安時代、濁り酒に似た甘い泉が湧き出て、改元のきっかけとなったと伝わる「養老瀧」。
その「養老瀧」がある美都町宇津川養老谷地区のお米で造りました。
低温でじっくり発酵させているので、スッキリした味わいの中にほのかな甘みとお米の香りが感じられます。
原酒(17℃)もあって、こちらは加水していないのでより濃厚で芳醇な味わいです。
道の駅食堂「驛そば」で食べられる里山ランチ。地域色を生かしたメニューも!
『道の駅 サンエイト美都』内の食堂「驛そば」では、自慢の十割そばを食べられます。
そば粉は北海道産と島根県産で、つなぎを使わずに十割(そば粉100%)で自家製麺。
また、山菜・破竹・きのこや柚子などを使った、山あいならではの季節ごとの味も楽しめます。
厚揚げ、わさびなどの具や薬味も地元産中心で、うどんやご飯ものもあり。
おすすめは以下のメニューです。
●花柚子そば
美都町特産の「ゆず」を満開の花のように散りばめたそば。
「花柚子かけそば」と「花柚子豚そば」の2種類あり、まろやかな酸味とほのかな柚子の香りを楽しめる、ゆずの季節だけの限定メニューです。
※11月~春ごろまで
●真砂の厚揚そば
大豆を炒ったような香ばしい風味が特徴の「真砂豆腐」を厚揚げにして、十割そばに載せた一品。
しっかりした味付のだしと十割そばの風味、厚揚げのコクとのハーモニーを楽しめます。
●わさび飯
美都町の隣町の匹見町(ひきみちょう)は、これまた全国的に有名なわさびの産地です。
その匹見町産(近隣産の場合もあり)の根わさびを自らすりおろして、たっぷりのかつお節と一緒にご飯にのせていただく、シンプルだけどクセになる一品!
新鮮な純国産わさびの風味×かつお節の香りが食欲をそそる、リピーターの多いご飯メニューです。
のどかな古里をゆったり散歩! 美都町の見どころと遊び方。
自然豊かな美都町には、その恵まれた環境とのどかな雰囲気にひたれる名所やアクティビティがあります。
ゆったりした時間が流れる‟ゆずの里”で、のんびり田舎体験はいかがですか?
●金谷城山桜 (3月下旬)
『道の駅 サンエイト美都』から車で約15分。
小高い山の中腹にたたずむ一本桜で、樹齢は推定500年~600年!
高さ15メートル・周囲7.15メートルもの大木で、枝は一番長い部分で東西19メートル、南北25メートルもあります。
島根県の天然記念物で、3月下旬頃に沸き立つ雲のような満開の花を咲かせます。
●わらび採り体験 (4月上旬~5月上旬の日曜)
春の山菜・わらび採りと美都町の田舎歩きをガイド付きで楽しめます。
日程やご予約は『道の駅 サンエイト美都』のホームページをチェック!
●ほたる鑑賞 (5月下旬~6月下旬)
中国山地から流れ出た清流が何本も通る美都町では、初夏にホタルの乱舞が見られます。
体が大きくて光が強いゲンジボタルなので、たくさん現れた時の感動はひとしお!
美都町では、このゲンジホタルを守るために発光シーズン(求愛シーズン)と産卵シーズンには草刈りを控え、ゲンジボタルと環境の保護に努めています。
(写真:©石見観光振興協議会)
●双川峡 (そうせんきょう)
島根県指定の名勝。
秋に黄金色に輝く高さ33メートル・胴回り5.6メートルの大イチョウや、上下二段に分かれた勇壮な「養戸の滝」など、深山の大自然に触れられるスポット!
落石のため遊歩道が12年間閉鎖されていましたが、2022年春から歩けるようになりました。
●柴犬の聖地 石号の里 (益田市美都町板井川)
すべての柴犬の祖先になった石州犬「石号」の故郷。
石州犬(せきしゅうけん)とは、島根県の西部・石見(いわみ)地方に昭和20年代まで生息していた純日本犬で、地元では「石見犬(いわみけん)」とも呼ばれていました。
主に猟犬として山の中で飼われていて、小型ですが優れた猟犬の素質を持ち、勇敢で精悍(せいかん)な犬でした。
「石号」は現在の柴犬よりもやや大きめで、顔は丸っこく鼻は短く、毛は雨に打たれてもブルっと身震いすれば水分がすぐ飛んだほどの剛毛だったそうです。
そんな「石号」の血統書などを展示した記念館や石像など、柴犬のルーツに触れられるスポットです。
※お散歩マップあり
※『道の駅 サンエイト美都』~美都温泉~双川峡~石号記念館を巡るスタンプラリーあり
※『道の駅 サンエイト美都』内には「石号」の情報・お土産コーナーあり(写真2枚目)
●アイガモ農法の田んぼオーナー制度
アイガモ農法のお米作り体験ができる、1年単位の「田んぼオーナー制度」です。
・田植え体験 (5月中旬)
・稲刈り体験 (9月中旬頃)
・お米の受取 (10月中旬頃)
と初夏~秋まで田んぼ体験ができて、もしも不作だった場合もお米10kgを保証!
可愛いアイガモの力を借りたエコなお米作りを実感できます。
【田んぼオーナー制度】
募集:毎年3月上旬
定員:限定10グループ(10区画)
場所:島根県益田市美都町「板井川体験農場」
※『道の駅 サンエイト美都』から車で数分
※お申し込みは『道の駅 サンエイト美都』のホームページにて受付/定員に達し次第終了
- DATA
道の駅 サンエイト美都
HP:https://mitoshin.net/
オンラインストア:https://mitoshin.net/shop/
住所:島根県益田市美都町宇津川ロ586-2
電話:0856-52-3644
<営業時間>
9:00~19:00 (情報コーナー)
11:00~14:30 (食堂「驛そば」)
定休日:火曜
取材協力・
写真提供:
道の駅 サンエイト美都(株式会社美都森林)・美都温泉 湯元館(株式会社エイト)/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)