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日本で唯一! 金運招福のご利益がある縁起の良い神社
『金持神社』という神社は、日本にただひとつ。
実は日本には同じ名前の神社が複数ある例が珍しくありませんが、『金持神社』は唯一無二です。
縁起の良い名前の由来は、ここ鳥取県日野郡日野町の金持地区が、かつて「黄金にも勝る」といわれて珍重された「玉鋼」の産地だったこと。
※玉鋼とは:「たたら製鉄」で生み出される最高純度の鉄の結晶で、日本刀の唯一の原料
鉄が採れる鉄山が3カ所もあり、莫大な富を生み出すそれらにあやかって「金持」という地名がつきました。
読み方は『金持神社(かもちじんじゃ)』で、この地は「金持さん」という姓の発祥の地でもあります。
『金持神社』のご祭神は、天地を護り保っている天之常立尊(あめのとこたちのみこと)、神話の「国引き」を行なった八束水臣津努命(やつかみずおみずぬのみこと)、「国引き」の綱となった淤美豆奴命(おみずぬのみこと) の三神です。
また、神武天皇の東征に力を貸した天香語山命(あめのかごやまのみこと)も合祀されています。
神社の始まりは810年で、出雲の神社(出雲国薗妙見宮)の神官の次男が、伊勢神宮に向かう旅の途中、お守りに持っていた「玉石」がこの地に来たとき急に重くなったといいます。
そして持てないほどに重くなってしまったため、置いて旅立ちました。
同じころ、『金持神社』の宮司のご先祖様に、「この地に神社を建てるように」という神様のお告げがありました。
そこでこの「玉石」を氏神様にして、『金持神社』が建てられたのです。
金運と幸運を招く! 金持神社札所の「開運グッズ」
『金持神社』の札所(売店)は、神社の参道入り口そばにあります。
国道181号沿いで、お隣に無料駐車場もあるので車でのアクセスが便利。
『金持神社』で金運・開運祈願された縁起物や、日野町のお土産などを取り扱っていて、特に次の4品が人気が高いそうです。
①黄色いハンカチ
『金持神社』の代表的な開運グッズで、日野町の人々が草木染めした木綿のハンカチに、『金持神社』の名が金字で刺繍されています。
金運を招いてくれる縁起の良いハンカチで、これに宝くじを包んで頭よりも高い場所(神棚や家具の上など)に置き、当選を願えば、「ご利益がある!」と評判。
このハンカチを手に入れるためだけに参拝する人もいるそう。
②財布お祓い(要予約)
1・4・7・10月の各25日に行なわれる「財布お祓い」。
『金持神社』の例祭に合わせたご祈願で、使い終わったお財布をお祓い・お焚き上げして、その証しに金運・開運祈願された「金の素」を郵送していただけます。
この「財布お祓い」は神社札所(現地)、または神社札所のネットショップから申し込めます。
③金持万札扇子
万札などの古い紙幣の裁断片を和紙にすき込んだ扇子(日本銀行の許可済)。
「金運アップアップ」と言いながら人をあおぎ、次に自分をあおげば金運を呼んでくれると言われています。
④招福銭
『金持神社』で金運・開運をご祈願されたご利益いっぱいの「種銭」。
封の中のお金を財布の中に入れておけば、新たなお金を呼んでくれるかも?
団体でのお守りや御祈願は、「日野町観光協会のツアー」がオススメ
「大勢で『金持神社』にお参りしたい!」
「団体で宝くじの当選祈願や財布お祓いをお願いしたい」
という方々には、日野町観光協会の参拝ツアー がおすすめで、15名以上から申し込みを受け付けています。
※要予約(2週間前までの予約で無料ガイドが同行)
特に人気が高いのは、宝くじの当選祈願をしてもらえる「金持神社 宝くじ当選祈願ツアーセット」。
バスで『金持神社』にお参りして、複合施設「金持テラスひの」にある『金持神社分祀』に移動して、宮司さんに宝くじの当選をご祈願していただきます。
(宝くじは持参、または「金持テラスひの」の宝くじ売り場で購入可能)
ほかにも「金持神社 財布金運祈願+金の素 セット」(1セット550円/通常は郵送の「金の素」を当日渡し)など、ご祈願や金運アイテムの割引つきのツアーがいろいろ!
ツアーの詳細や注意事項は、『金持神社札所』のホームページ でご確認ください。
参拝後は日野町で遊ぼう! ~ 秋冬は数百羽のオシドリが飛来・春と秋は川くだり(ラフティング) ~
日野町は中国山地の山あいにある、自然豊かな町。
オシドリの飛来地として有名で、毎年11月~3月中旬には数百羽のオシドリが訪れます。
この華やかなオシドリの群れをバードウォッチングできるのが、「オシドリ観察小屋」。
運が良ければかなり間近(10~20メートル)から、美しい群れを見ることができます。
オシドリが集まる時間帯は早朝か夕方~日没なので、『金持神社』のお参り前後に行くのがオススメ!
春(4・5月)と秋(10月)に楽しめるのは「川くだり(ラフティング)」。(要予約)
日野町を流れる日野川をゴムボートで豪快にくだります。
新緑や紅葉をながめながら澄んだ清流をくだるのは、爽快の一言!
カヌーもあり、こちらは4月~10月まで遊べます。
お問い合わせ:せせらぎの水辺休憩所
そしてかつて宿場町として栄えた「根雨宿(ねうしゅく)」には、江戸時代に参勤交代のお殿様が泊まった本陣の門や、昭和初期の洋風建築、たたら製鉄で財を成した豪商のお屋敷「旧根雨公会堂」などが残っています。
歴史と自然を感じる日野町で、心も懐も豊かになれる休日を過ごしませんか?
- DATA
金持神社
HP:http://kanemochi-jinja.net/
ネットショップ(神社札所):http://kanemochi.shop-pro.jp/
住所:鳥取県日野郡日野町金持74
電話:0859-72-0481(札所)
開所時間:10:00~16:00
参拝自由、年中無休
取材協力・
写真提供:
金持神社・日野町観光協会/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)