アートは気軽に親しめるもの! 子どもも大人も「美の船」で遊ぼう♪
「美術とは、静かに鑑賞する大人のための趣味」――
そんなイメージがありますが、実はとても自由で幅広いもの。
子どもが自由にのびのびお絵描きするのも、立派なアートで創作活動です。
そんなアートの根本を体感できるのが、ここ『浜田市世界こども美術館』。
その名のとおり、子どもが美術に気軽に親しめて、むかし子どもだった大人も楽しめます。
そんな『浜田市世界こども美術館』でいつも行なわれているのが、
さまざまなテーマにそって美術作品を展示・紹介する「企画展」
「企画展」やその他のテーマに合わせた創作を体験できる、「ホリデー創作活動」
の2つ。
親子はもちろん大人だけでも、気軽にアートを体感しましょう♪
子どもが夢中になれるアートと、世界の子ども達が描いた絵を展示! ~収蔵品~
『浜田市世界こども美術館』には、大きく分けて2種類の作品が収蔵・展示されています。
■コレクション1 「巨匠からのメッセージ」
古今東西の巨匠たちが「子どもの頃に描いた作品」や、「子ども心を感じさせる素朴でユニークな作品」を集めたコレクション。
■コレクション2 「世界の子どもたちからのメッセージ」
世界中の子ども達が描いた、自由な発想とそれぞれの国の風土や生活などを映した作品。
どちらも子どもが夢中になる、楽しくて親しみやすい作品ばかり!
各コレクションの中から、代表的な作品をご紹介しましょう。
※これらの作品は常に展示されているわけではありません
※これらの作品を見るためにご来館される場合は、事前にお電話やメールで展示の有無をお問い合わせください
■コレクション1 「巨匠からのメッセージ」
美術の巨匠たちが描いた、子ども心をくすぐる作品の数々。
大人でも思わず夢中になる、興味深くて楽しいアートばかりです。
中でも以下の作品が人気があるそうです。
①歌川国芳《みかけはこわいがとんだいい人だ》
男の人の顔が裸の男の人達でできている、不思議で面白い絵。
「全部で何人いるの?」
「お尻が鼻になってる!」
など、考えたり探したりして楽しめます。
②パウル・クレー《家族》
スイスの画家・クレーが家族を描いた作品で、独創的でユニークな表現ですが、ほのぼのとした温かさと家族への愛情が感じられます。
『浜田市世界こども美術館』の開館当時には、「こどもたちのためのパウル・クレー展」が開催されてこちらも人気でした。
■コレクション2 「世界の子どもたちからのメッセージ」
世界中の子ども達が描いた児童画を集めたコレクション。
なんと世界103カ国・地域の子ども達の7000点以上の作品があります。(2020年3月末時点)
見どころは子どもが生まれ育った国ごとに違う作風・色使い・表現方法など。
それぞれの国の世情や歴史によって、まったくタッチが異なります。
数が膨大なので、すべては展示できないため年に数回作品を入れ換え。
「夢ギャラリー」と称してホールの通路などに展示しています。
アートの原点を感じられる、こちらも興味深いコレクションです。
『浜田市世界こども美術館』は‟次代を担う子どもたちのための美術館”として、1996年に誕生しました。
そのため地元の子どもたちに、学校のクラスごとに訪れて、美術鑑賞と創作活動(みることとつくること)の両方を楽しんでもらう活動「ミュージアム・スクール」もおこなっています。
幼い頃からアートとふれあえば、子どもの創造力はより豊かに育ちます。
親子で訪れて、美術と創作を身近に感じてみてはいかがですか?
- DATA
浜田市世界こども美術館
HP:http://www.hamada-kodomo-art.com/
住所:島根県浜田市野原町859-1
電話:0855-23-8451
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料:展覧会により異なる
※身体障害者手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方は半額
※介助者(1名)は無料
【受付にて手帳を提示】
取材協力・
写真提供:
浜田市世界こども美術館/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)