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時代は今‟サステナブル!” そのあり方を体感できる、蒜山高原の注目スポット。
『GREENable HIRUZEN(グリーナブル ヒルゼン)』のテーマは、大量生産・大量消費の時代からエコな時代への転換をもたらす‟サステナブル‟というキーワード。
それを隈研吾さんの美しい建築と、そこで味わえる体験、さまざまな展示が見られるミュージアム、昔ながらの手仕事によるオリジナル・アイテムなどで示しています。
建物そのものも魅力的ですが、そこに入り、たたずむことで感じられるのは、木のぬくもりと蒜山の大自然との調和。
全体の象徴にもなっているパビリオン「風の葉」は、近年注目されているエコな建築素材「CLTパネル」を360枚も組み合わせていて、中に入るとまるで森の中にいるかのようなそよ風や、木漏れ日の温かさを感じられます。
※CLTパネル:木の板の層を互いに直交するように積み重ねて接着した、厚い木製のパネル。断熱性や耐震性に優れていて、解体後は自然に還るエコ素材。
足元には人工芝がはられていて、中にたたずむと蒜山の風や空気を実感。
寝転んだり写真をとったりする人もいて、‟サステナブル”なくつろぎスペースです。
隈研吾さんの建築と、そのテーマを紹介するミュージアム。
パビリオン「風の葉」の次に訪れたいのは、「蒜山ミュージアム」。
人と自然との共生をテーマにした隈研吾さんの建築模型や、今注目のアーティストたちによる現代美術などが見られます。
今後は真庭市の自然・地域・教育などをテーマにしたり、つながったりしながら様々な展示を行なっていく予定。
さまざまな角度から‟サステナブル”な芸術や文化を紹介していきます。
‟サステナブル”を実践したオリジナルグッズや、真庭市発の逸品がここに! ~ビジターセンター・ショップ~
こうした理想を示す『GREENable HIRUZEN』は、ショップの品ぞろえももちろん‟サステナブル”。
「自然との共生」や「資源の循環」を実践して作られた品々を、さまざまなメーカーとのコラボで取りそろえています。
真庭市の良い素材や技術を活かしたり、かつては廃棄されていたエコな素材を再利用したり。
それらの制作を体験できるワークショップなども不定期に行なっています。
●【蒜山328農園】ハチミツ
とても希少な日本ミツバチの非加熱・純粋生ハチミツ(百花蜜)。
蒜山でニホンミツバチを保護のために飼っている人が採蜜していて、蒜山高原の多種多様な花々の恵みです。
採蜜の量よりもミツバチが持続的に生まれ育っていくことを優先していて、ミツバチに負担をかけないように、年に一回秋にだけ採蜜。
ミツバチが冬を越すために必要な蜜はきちんと残し、しっかり熟成したハチミツを少しだけ分けてもらっています。
日本古来の在来種・ニホンミツバチは何十種、何百種類もの花々から蜜や花粉を集めるため、そのハチミツは「百花蜜」と呼ばれています。
豊かで美味しい複雑な味わいは、まさに蒜山の大自然のたまものです。
【種類】
「越夏」 ・・・ 夏の間、蜂の巣のなかで熟成させたハチミツ。華やかでフルーツのような味わい。
「越冬 QUEEN」 ・・・ 越夏よりも深みのある味わいで、爽やかな後味が特徴。
「越冬 KING」 ・・・ QUEENよりも花粉がたくさん混ざるように絞っていて、花粉のほのかな酸味が味わい深いハチミツ。
●【LE LION】 玄米アイピロー&カバーセット
200年続いている米農家の秘伝の製法で作った、エコな「玄米カイロ」。
中身は岡山県産の玄米100%で、それを覆う布は泉州産のオーガニックコットン!
電子レンジで温めて繰り返し使えます。
使い捨てカイロや湯たんぽの「乾熱(表面だけを温めるぬくもり)」とは違って、「湿熱(湿った温かい空気が熱源のぬくもり)」で、体の芯まで温めてくれます。
●【しげや】山の宝
豊かな山々と美しい渓流に恵まれた岡山県真庭市美甘の、山の恵みを詰めこんだ缶詰。
その素材は岩間から沁みでた清水を泳いでいたアマゴ、
緑濃い森に自生する山菜、
山野の栄養をふんだんに蓄えた鹿や猪などで、
こうした美甘の「山の宝」を贅沢に詰めこみました。
地元の酒蔵の酒粕を使った「アマゴの酒香漬」と「鹿肉の酒香漬」、太白ごま油の香味が豊かな「アマゴの澄味オイル煮」、ガーリックやミックスハーブが香る「アマゴの燻製アヒージョ」、「鹿肉のフレッシュコーンミート」、「猪肉のピリ辛味噌煮」の6種類。
「廃校になった中学校を加工場にして、次の世代に残せる産業を作りたい!」という‟サステナブル”な取り組みも応援できます。
‟サステナブル”の担い手や作り手たちの交流も、ここを舞台に広がっていく。
『GREENable HIRUZEN』は、ただ‟サステナブル”な品々を売ったり情報を発信するだけでなく、それらの作り手や担い手の交流の場ともなっています。
たとえば2021年に行なわれた「建築家の椅子展。真庭展」では、全国から8組の現代日本建築家を招き、彼らが作った真庭市産の杉やヒノキの椅子を展示。
日替わりでワークショップなども行ない、国産木材の可能性を広めながら作家同士の交流も行ないました。
今後も真庭市や全国の生産者・アーティストたちとコラボしなから、‟サステナブル”な品々やものごとを発信!
古き良き真庭市の暮らしをお手本に、環境と社会を未来につなげていきます。
- DATA
GREENable HIRUZEN
HP:https://www.greenable-hiruzen.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/greenable_hrzn/
オンラインストア:https://greenable-hiruzen.stores.jp/
お問い合わせ:info@greenable-hiruzen.co.jp
住所:岡山県真庭市蒜山上福田1205-220
電話:0867-45-0750
営業時間:9:00~17:00(入館は16:45まで)
休日:毎週水曜(祝日の場合は翌平日)
取材協力・
写真提供:
GREENable HIRUZEN/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら)