エポラコラムサイト

‟サステナブル”な時代を象徴する、蒜山高原の新たなランドマーク!【GREENable HIRUZEN/岡山県真庭市蒜山】

2022年1月4日

GREENable HIRUZEN 蒜山(ひるぜん)高原のさわやかな自然の中にたたずむ、ウッディで美しい建物!
これは国立競技場などをデザインした建築家・隈研吾さんによる、岡山県真庭市の新たなシンボルです。

館名の「GREENable(グリーナブル)」は、「緑・自然+持続化」を意味する造語。

そのテーマはいま注目の‟サステナブル”で、その意味は
「自然や生態系を壊さずに、限りある資源を未来に残しながら、持続可能な暮らしを営むこと」。
これをテーマに展示やイベント、オリジナルの商品開発などを行なっています。

建築物であり、芸術作品でもある蒜山高原の新たなシンボル。
真庭市とその内外の交流拠点としても、にぎわいをもたらしています。

GREENable(グリーナブル)

時代は今‟サステナブル!” そのあり方を体感できる、蒜山高原の注目スポット。

『GREENable HIRUZEN(グリーナブル ヒルゼン)』のテーマは、大量生産・大量消費の時代からエコな時代への転換をもたらす‟サステナブル‟というキーワード。

それを隈研吾さんの美しい建築と、そこで味わえる体験、さまざまな展示が見られるミュージアム、昔ながらの手仕事によるオリジナル・アイテムなどで示しています。

隈研吾さんの美しい建築

建物そのものも魅力的ですが、そこに入り、たたずむことで感じられるのは、木のぬくもりと蒜山の大自然との調和。

全体の象徴にもなっているパビリオン「風の葉」は、近年注目されているエコな建築素材「CLTパネル」を360枚も組み合わせていて、中に入るとまるで森の中にいるかのようなそよ風や、木漏れ日の温かさを感じられます。
※CLTパネル:木の板の層を互いに直交するように積み重ねて接着した、厚い木製のパネル。断熱性や耐震性に優れていて、解体後は自然に還るエコ素材。

足元には人工芝がはられていて、中にたたずむと蒜山の風や空気を実感。
寝転んだり写真をとったりする人もいて、‟サステナブル”なくつろぎスペースです。

美しい蒜山高原 壮大な山々と青々とした草原が広がる、美しい蒜山高原。
古くから人と自然が共生してきたこの地から、地元の人々が行なってきた‟サステナブル”な生き方を発信!

ミュージアム・展覧会・ショップ 自然の恵みや不要になったものを生かし、環境を守りながら暮らしも豊かに――
そんな「自然との共生」や「循環」の知恵を、建築・ミュージアム・展覧会・ショップなどで感じてみて。

「自然との近さ」や「風通しの良さ」 『GREENable HIRUZEN』は、最初は「CLT PARK HARUMI」という名前で東京・晴海のオリンピック選手村の近くに建設されて、2019年11月に材木の産地、真庭市に里帰り移築。

都市から地方への回帰、木造建築による「自然との近さ」や「風通しの良さ」など、さまざまなテーマを現した温かな建物。

木造建築

隈研吾さんの建築と、そのテーマを紹介するミュージアム。

パビリオン「風の葉」の次に訪れたいのは、「蒜山ミュージアム」。
人と自然との共生をテーマにした隈研吾さんの建築模型や、今注目のアーティストたちによる現代美術などが見られます。

今後は真庭市の自然・地域・教育などをテーマにしたり、つながったりしながら様々な展示を行なっていく予定。
さまざまな角度から‟サステナブル”な芸術や文化を紹介していきます。

隈研吾さん 隈研吾さんは「大きなコンクリートのボリュームから小さな建築へ」を提唱。
「分散」と「自然」という新たな価値観を示しながら、それを実現する建築デザインを次々と発表!

人々を「大きなハコ(近代的なビルやその集合体の都市)」から開放し、自然素材の木を多用した「小さな建築」に回帰させている。

サイクリングセンター 『GREENable HIRUZEN』では、蒜山高原と真庭市の自然や文化を生かしたアクティビティも体験できる!

季節ごとの自然体験から、真庭市で行なわれてきた環境保全や自然保護の活動を学べるコースまで、充実のラインナップ。

(トレック社の最新e-bikeをレンタサイクルできる「サイクリングセンター」)

‟サステナブル”を実践したオリジナルグッズや、真庭市発の逸品がここに! ~ビジターセンター・ショップ~

こうした理想を示す『GREENable HIRUZEN』は、ショップの品ぞろえももちろん‟サステナブル”。
「自然との共生」や「資源の循環」を実践して作られた品々を、さまざまなメーカーとのコラボで取りそろえています。

真庭市の良い素材や技術を活かしたり、かつては廃棄されていたエコな素材を再利用したり。
それらの制作を体験できるワークショップなども不定期に行なっています。

●【蒜山328農園】ハチミツ

【蒜山328農園】ハチミツ

とても希少な日本ミツバチの非加熱・純粋生ハチミツ(百花蜜)。
蒜山でニホンミツバチを保護のために飼っている人が採蜜していて、蒜山高原の多種多様な花々の恵みです。

採蜜の量よりもミツバチが持続的に生まれ育っていくことを優先していて、ミツバチに負担をかけないように、年に一回秋にだけ採蜜。
ミツバチが冬を越すために必要な蜜はきちんと残し、しっかり熟成したハチミツを少しだけ分けてもらっています。

日本古来の在来種・ニホンミツバチは何十種、何百種類もの花々から蜜や花粉を集めるため、そのハチミツは「百花蜜」と呼ばれています。
豊かで美味しい複雑な味わいは、まさに蒜山の大自然のたまものです。

【種類】
「越夏」 ・・・ 夏の間、蜂の巣のなかで熟成させたハチミツ。華やかでフルーツのような味わい。
「越冬 QUEEN」 ・・・ 越夏よりも深みのある味わいで、爽やかな後味が特徴。
「越冬 KING」 ・・・ QUEENよりも花粉がたくさん混ざるように絞っていて、花粉のほのかな酸味が味わい深いハチミツ。

●【LE LION】 玄米アイピロー&カバーセット

【LE LION】 玄米アイピロー&カバーセット

200年続いている米農家の秘伝の製法で作った、エコな「玄米カイロ」。

中身は岡山県産の玄米100%で、それを覆う布は泉州産のオーガニックコットン!
電子レンジで温めて繰り返し使えます。

使い捨てカイロや湯たんぽの「乾熱(表面だけを温めるぬくもり)」とは違って、「湿熱(湿った温かい空気が熱源のぬくもり)」で、体の芯まで温めてくれます。

●【しげや】山の宝

【しげや】山の宝

豊かな山々と美しい渓流に恵まれた岡山県真庭市美甘の、山の恵みを詰めこんだ缶詰。

その素材は岩間から沁みでた清水を泳いでいたアマゴ、
緑濃い森に自生する山菜、
山野の栄養をふんだんに蓄えた鹿や猪などで、
こうした美甘の「山の宝」を贅沢に詰めこみました。

地元の酒蔵の酒粕を使った「アマゴの酒香漬」と「鹿肉の酒香漬」、太白ごま油の香味が豊かな「アマゴの澄味オイル煮」、ガーリックやミックスハーブが香る「アマゴの燻製アヒージョ」、「鹿肉のフレッシュコーンミート」、「猪肉のピリ辛味噌煮」の6種類。

「廃校になった中学校を加工場にして、次の世代に残せる産業を作りたい!」という‟サステナブル”な取り組みも応援できます。

季節商品・限定商品 ショップには他にも以下のような季節商品・限定商品があり。

・ガマ細工 / 冬に実るガマを収穫して作るバッグなど
・クロモジの美容・アロマグッズ / 山野に自生する香木「クロモジ」の香りを生かした美容液など
・サステナブル・デニム / 岡山県のジーンズメーカー「JOHNBULL(ジョンブル)」とコラボした1点もの
・地元の酒蔵の酒粕で作ったお酢や香料

すべてを‟サステナブル”で統一していて、ここでしか手に入らない貴重なアイテムばかり!

オンラインストアでも買える! コロナ禍で旅行が難しい今だけど、『GREENableHIRUZEN』の品々は
ホームページのオンラインストア でも買える!

その由来やポリシーもしっかり感じられて、本当に『GREENableHIRUZEN』に訪れたような感覚になれるので、ぜひチェックしてみて。

‟サステナブル”の担い手や作り手たちの交流も、ここを舞台に広がっていく。

『GREENable HIRUZEN』は、ただ‟サステナブル”な品々を売ったり情報を発信するだけでなく、それらの作り手や担い手の交流の場ともなっています。

たとえば2021年に行なわれた「建築家の椅子展。真庭展」では、全国から8組の現代日本建築家を招き、彼らが作った真庭市産の杉やヒノキの椅子を展示。

日替わりでワークショップなども行ない、国産木材の可能性を広めながら作家同士の交流も行ないました。

今後も真庭市や全国の生産者・アーティストたちとコラボしなから、‟サステナブル”な品々やものごとを発信!
古き良き真庭市の暮らしをお手本に、環境と社会を未来につなげていきます。

持続可能なライフスタイル ショップは蒜山高原の観光情報と、持続可能なライフスタイルのコンテンツを発信するビジターセンターでもある。
‟サステナブル”な暮らしやものごとに興味をもったら、ぜひコンシェルジュにたずねてみて!

コミュニティ・ブランド 『GREENable(グリーナブル)』という名前には、「すでに進んでしまった環境破壊や気候変動も、みんなで取り組めば地球本来の豊かな自然(GREEN)に戻せる(able)」という願いがこめられている。

モノに無理やり付加価値をつけるブランド化ではなく、古来の知恵を大切に、人と自然環境が持続可能な社会を目指していく「コミュニティ・ブランド」。

- DATA
GREENable HIRUZEN

HPhttps://www.greenable-hiruzen.co.jp/
Instagramhttps://www.instagram.com/greenable_hrzn/
オンラインストアhttps://greenable-hiruzen.stores.jp/
お問い合わせ:info@greenable-hiruzen.co.jp

住所:岡山県真庭市蒜山上福田1205-220

電話:0867-45-0750
営業時間:9:00~17:00(入館は16:45まで)
休日:毎週水曜(祝日の場合は翌平日)

取材協力・ 写真提供: GREENable HIRUZEN/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

Related Posts
関連記事

メニュー
epauler公式ショップ