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痩せたら髪の毛が増えた?太っている人が同時に薄毛で悩む理由

2023年7月4日

肥満で悩んでいた人が痩せたら、なぜか髪の毛が増えたという話を聞いたことはあるでしょうか?

じつは太っていることと、髪の毛が薄いというのは関係が深いとされています。
痩せたら髪の毛が増えるのは、あながち間違っていません。
しかしどんなところに関係があるのか、知りたい人は少なくないでしょう。

そこで、痩せたら髪の毛が増えるのか、より詳しく調べてみました。
太っているし、薄毛も気になる人は要チェックです。

肥満と髪の毛の関係

まず、肥満と髪の毛の関係について見てみましょう。
太っていて髪の毛が少ないのは、以下3つが関係します。

  • 食べ物の影響
  • 睡眠の影響
  • 頭皮環境の影響

髪の毛と肥満について、具体的に見てみましょう。

ここで言う肥満というのは、目安としてBMIが25以上の人を指します。
BMIというのは以下のような計算で成り立つもの。
一度自分に当てはまるかどうか、確かめてみてください。

[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出される値。肥満や低体重(やせ)の判定に用いる。
※引用:e-ヘルスネット|厚生労働省より

これで肥満だとわかれば、以下で紹介する内容を把握して、対策を始めましょう。
肥満の人が髪の毛を増やそうとするのは時間がかかります。
早めに対策を始めたほうが、見た目で悩む心配を少しでも抑えられるでしょう。

関係①食べ物の影響

もともと肥満になってしまう大きな要因は、食べ物です。
食べ過ぎると体の中に脂肪をたくさん蓄えてしまうため、どうしても肥満になってしまいます。

しかも関係しているものが、脂肪だけではありません。
食べ物によっては、以下のような影響が出て、髪の毛に悪い影響を与えてしまいます。

食べ物で髪の毛に影響が出る理由
  • 血液がドロドロになる
  • ホルモンバランスが崩れる
  • 毛包幹細胞が抜け毛を増やさせる など

血液がドロドロになるのは、コレステロールなどの脂質が血液に入り込み、その割合が増えるためです。

その結果、ドロドロになって血流を悪くしてしまうのが、髪の毛を減らす原因になってしまうわけです。

また、肥満になればホルモンバランスを乱してしまう要因になると、ある研究結果でもわかってきています。

メタボリックシンドローム、late onset hypogonadism(LOH:加齢性性腺機能低下症)は共に、お互いに関係があると言われてきています。具体的には、血糖値の増悪と男性ホルモンであるテストステロンの低下の相互関係が言われています。
※引用:東邦大学医療センターより

さらに具体的に言えば、男性ホルモンでもあるテストステロンが減った結果、ホルモンバランスが崩れるといった具合です。

じつはホルモンバランスが乱れると、DHT(ジヒドロテストステロン)といわれる抜け毛の原因ともなる物質が、体の中で増えます。
その結果、髪の毛が減ってしまうわけですね。

他にも、肥満を引き起こすだけでなく、抜け毛が促進するといった研究結果まで出ています。

東京医科歯科大学・難治疾患研究所・幹細胞医学分野の西村栄美教授(東京大学医科学研究所・老化再生生物学分野 教授兼任)と森永浩伸プロジェクト助教らのチームは、ミシガン大学や東京理科大学などとの共同研究により、肥満を引き起こす要因が毛包幹細胞に働きかけ脱毛を促進する仕組みを突き止めました。
※引用:国立研究開発法人日本医療研究開発機構より

最近になって髪の毛と肥満は、それだけ関係が深いというのがわかってきました。
太っているだけで、髪の毛の心配をしなくてはいけません。
悩みが増えるのは誰でも嫌だと思いますので、肥満はできる限り解消して、髪の毛の悩みも減らしましょう。

※参考:高脂肪食などによる肥満が薄毛・脱毛を促進するメカニズムの解明―幹細胞における炎症・再生シグナルの異常が毛包の萎縮を引き起こす―

関係②睡眠の影響

太っていないにもかからず、寝不足気味になる人は少なくないでしょう。

寝不足になった時点で、肥満になるリスクが上がると考えたほうがよさそうです。
それは体内にあるホルモンが、バランスを崩して食欲を活性化させてしまうからです。

睡眠不足になると起こる現象
  • グレリン⇒食欲が増進するホルモンが多くなる
  • レプチン⇒食欲を抑えるホルモンが少なくなる

もともと肥満になると、睡眠時無呼吸症候群になるという話もよく耳にしませんか?
その割合は4割というデータもあるほど、多くの人が睡眠不足になってしまいます。

もちろん寝不足は、髪の毛にも多大な悪影響があるので、そういった意味でも注意が必要です。

※参考:寝不足になると薄毛になる?理屈では本当だから気軽にできる方法まとめ

それは寝不足になると抜け毛が増える上に、髪の毛が成長しないためです。
太っているだけで、髪の毛が減るリスクが複合的に上がるということであれば、できるだけ太らない努力をする必要がありますよね。

※参考:睡眠が不十分だと太ります | 独立行政法人 労働者健康安全機構 京都産業保健総合支援センター

関係③頭皮環境の影響

また、頭皮の状態が乱れやすいのも、肥満のデメリットです。

  • 脂っこい食生活をしている
  • もともと脂質異常症になっている

太っている原因は様々ですが、食生活が関係していると上記でも紹介しました。
その中で脂っこい食生活のために髪の毛が減る可能性があるんです。

※参考:脂っこい食生活をしていると髪の毛が薄くなる!?おすすめ食材の存在を暴露

脂っこいものを食べていると、毛穴から皮脂が多く分泌されるので、抜け毛が増えてしまうわけです。

肥満になると、頭皮の状態が乱れるので、スカルプケアにも力を入れないといけません。
手間がかかりやすいからこそ、最初から肥満にならない努力が大切なのです。

痩せたら髪が生えた人がいる?

肥満が気になった結果、ダイエットをする人も多いかと思います。

肥満で悩んでいる人の中には、ダイエットに成功して痩せられたとして、髪の毛の状態がどうなるのか気になるでしょう。
じつは以下のように2パターンあり、髪が増えたという声も少なくありません。

痩せて髪が増えたと言われるパターン
  • 痩せてから髪が増えたと言われる人のパターン
  • 髪が増えたから痩せたと言われるパターン

1つは痩せた後に、髪の毛が増えたと言われるパターンです。
上記で紹介したように、髪の毛と肥満は関係が深いので、痩せたら髪の毛が増えるのも納得できるでしょう。

実際に以下のような声もあります。

実際に痩せた後に、髪の毛が増えたとされる声があるのなら、ちょっと痩せてみようと思う人がいるはずです。
モチベーションにもなるので、ダイエットを始めてみてはいかがでしょうか?

髪が増えたかどうかわかりませんが、髪型を変えるだけでも、痩せ顔に見せるテクニックがあります。
小顔テクニックとも言いますが、このパターンは痩せたから髪が増えたという意味ではないので注意しましょう。

痩せたとしても髪の毛の状態が変わらない人の特徴

痩せたとしても、髪の毛の状態が変わらないパターンは、もう1つあります。
それはストレスで痩せた時です。

このように、ストレスで痩せられたとしても、体の状態が良くありません。

もともと、ストレスで痩せたのは、食欲が減っただけ。
血液の流れが悪くなり、さらに栄養も足りなくなります。
髪の毛が生えにくくなるので、むしろ髪の毛としては逆効果です。

※参考:ストレスは薄毛になりやすい?すぐにわかる症状と簡単な対策まとめ

うまくダイエットができて髪の毛が増やすための対策

痩せながら髪の毛も増やす方法について見てみましょう。

結論から先に言うとそれは「生活習慣を見直すこと」です。
生活習慣と言われてもよくわからない人は、以下のポイントを見直してみましょう。

髪の毛を増やすためには、この3つはかなり大事どころか、基本となります。
必ず守るようにして、うまく生活に取り入れるようにしましょう。

上記のリンクに、それぞれの対策をまとめてあります。
それを参考にすれば、髪の毛を増やす基礎ができるので、うまく活用してみてください。

ダイエットも兼ねて薄毛対策も行おう!

肥満になればなるほど、髪の毛にとってあまりいい状態ではありません。
育ちにくい環境になるので、髪の毛を増やす前に、できる限りダイエットを始めてみてください。

むしろダイエットをするだけでも、同時に髪の毛を増やす対策にもなります。
もちろん、食事制限などの無理をするダイエットをすると、逆効果になるリスクを高めるので注意しましょう。
健康的に続けられるダイエットを基本にして、うまく対策をしてみてくださいね。

また、頭皮の状態を整えるのも大事です。
シャンプーや育毛剤を使って、髪の毛が育ちやすい環境を整えてあげましょう。

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