薄毛を気にするなら、必ずホルモンバランスも気にしておきましょう。
その理由は、ホルモンバランスは薄毛と深い関係があるからです。
もちろん男性、女性に関係ありません。
現在では女性も薄毛で悩む人が増えており、ホルモンバランスの乱れが潜んでいるとされています。
つまり薄毛で悩んでいる人なら、誰でも一度はホルモンバランスを疑いましょう。
何をするべきかわかってもらうために、ホルモンバランスと薄毛の関係についてまとめてみました。
ホルモンバランスと薄毛との関係はかなり深い
薄毛だと、ホルモンバランスを疑ったほうがいいと紹介しましたが、その理由は薄毛と深い関係があるからです。
髪の毛が薄くなる原因は、大きく分けて2パターンあります。
- 薄毛になる2つの原因
-
- 抜け毛が増えて髪の毛が減る
- 髪の毛が育たなくて増えない
この2つのポイントを作っている原因のひとつが、ホルモンです。
薄毛になるのは男性ホルモンが関係している
薄毛とホルモンの関係について説明するためには、男性ホルモンについて知っておく必要があります。
男性ホルモンは、名前のとおり男性らしい体を作るために欠かせません。
-
- 筋肉を増やす
- 代謝を増やす
- 血液を増やす など
上記のポイントを見ればわかるように、じつは女性であっても大事なホルモンのひとつです。
しかし男性ホルモンは、抜け毛が増えるといったデメリットを持ち合わせています。
女性ホルモンが少なくなればヘアサイクルが変わる
男性ホルモンが、薄毛と深い関係があるのはイメージできたでしょう。
しかし、まだ女性とは関係なさそうに思うかもしれませんが、女性でも男性でも薄毛になるリスクはあると思っておいてください。
それを知るには、女性ホルモンについて知っておく必要があります。
女性ホルモンは、こちらも名前のとおり女性らしい体を作るために必要なホルモンです。
他にも下記のような効果があり、男性にも必要なホルモンです。
-
- 肌をきれいにする
- 血管や骨などを健康的に保つ
- 自律神経を整える など
髪の毛に関していえば、しっかりした髪の毛を作り出すのに役立ちます。
男性であっても女性であっても、女性ホルモンが多いのなら、薄毛の悩みは少ないケースが多いといえるようです。
しかし現在ではストレスなどの、女性ホルモンが減ってしまう原因が増えており 、男性ホルモンの効果のほうが強く出てしまうケースが少なくありません。
また、女性ホルモンが減れば、ヘアサイクルが乱れるといった悪循環も始まります。
つまり髪の毛が成長しにくくなる上に、男性ホルモンの影響で、抜け毛も増えてしまうわけです。
薄毛になるホルモンバランスの乱れは自分で作っている!
ホルモンバランスが崩れると、女性ホルモンが減って、男性ホルモンの効果が強く出てしまいます。
-
- 女性ホルモンが減る
- 男性ホルモンの効果が強くなる
これらが原因で髪の毛が増えにくくなってしまうので、気を付けておきましょう。
しかしこの流れを作っているのは、自分自身だという可能性があります。
ホルモンバランスが乱れる原因①ダイエット
ホルモンバランスを崩す原因のひとつは、無理なダイエットをしているケースがあります。
ダイエットをすると、必要な栄養が足りなくなる可能性が高くなります。
-
- たんぱく質が足りなくなる
- ビタミン、ミネラル不足で必要な栄養が吸収されにくくなる
- 血液がドロドロになる など
無理なダイエットは、髪の毛に必要な栄養が足りなくなるリスクを増やします。
毛髪そのものをつくるタンパク質・亜鉛などのミネラル・そしてビタミンなどの栄養素がないと、髪そのものの成長ができません。また、女性ホルモン自体も少なくなることが考えられます。
ホルモンのバランスが崩れるだけでなく、ヘアサイクルまで乱れてしまうので、必ず適切な量の食事を摂るようにしてください。
もちろん食事を摂るといっても、適当に摂るのはNGです。
栄養をバランスよく摂取するのが、ホルモンバランスを整えるのに適しています。
※参考:記事「髪の毛に悩みがあるのなら栄養の見直し必須!どうなったら何をするべき?」
ホルモンバランスが乱れる原因②夜更かし
夜更かしをしている人は、自分からホルモンを乱しているようなもの。
薄毛になるリスクが上がってしまうので、早めにベッドに入って寝るようにしてください。
-
- 女性ホルモンが減ってしまう
- 成長ホルモンも足りなくなる
- 血管が収縮してしまう など
眠る時間によっては、これだけの損失が起こります。
特に女性ホルモンが減るのは、あまりいいことではありません。
女性ホルモンは、睡眠の質が良くなる効果もあり、夜更かしで浅い睡眠になってしまいます。
大半の人は、睡眠は自分の力でコントロールできるでしょう。
寝不足で薄毛になるのは、悪循環を自分で作っていると自覚しておいてください。
※参考:記事「寝不足になると薄毛になる?理屈では本当だから気軽にできる方法まとめ」
ホルモンバランスが乱れる原因③ストレス
ストレスもホルモンと深い関係があるので、できる限りストレスを溜めないほうがいいでしょう。
それは、ストレスを感じた場合、女性ホルモンが出なくなるからです。
男性ホルモンが強くなるので、抜け毛が増えるリスクがアップしてしまいます。
とはいえ、ストレス発散ができれば、誰も苦労しません。
ストレス対策ができないと諦めてしまう人もいるかもしれませんが、対策のやり方は他にもあるので安心してください。
それが運動です。
-
- 「ドーパミン」でストレス耐性が強くなる
- 幸せホルモン「セロトニン」が増えて幸福感が強くなる
- 達成感で前向きになるキッカケが増える など
このように運動をするだけで、ストレスに対していい循環が生まれます。
闇雲にストレス発散をするよりは、効果が実感をしやすいので、覚えておきましょう。
ホルモンバランスを意識しても薄毛になる2パターン
ホルモンバランスを意識して生活をしていたとしても、薄毛になる可能性はまだまだ十分あります。
その理由は、以下の2パターンが生活していく上で、必ず出てくるからです。
-
- 加齢
- 出産
どちらも、誰もが経験する内容ばかりです。
バランスが崩れる環境だとしても、できるだけ最小限に抑えられるように対策しておきましょう。
薄毛になるパターン①加齢
加齢で体に変化が感じられた時には、女性ホルモンが減っています。
そもそも何もしないで生活していると、それだけで髪の毛が減ってしまうので注意しましょう。
できる限り女性ホルモンが減らないように、日頃から対策をしておくことが大切です。
-
- 下腹部を冷やさず血流をよくしておく
- ワクワクすること見つけて人生を楽しむ
- 適正体重を守る など
どれも女性ホルモンを減らさない対策です。
日頃から髪の毛に大事な女性ホルモンを多く分泌できていれば、加齢によって減ったところで、男性ホルモンの影響を受けにくくできます。
薄毛になるパターン②出産
子供を産むのは大変なことですが、体調が変化するタイミングでもあります。
加齢によって起こる更年期と同じ状態になってしまうので、出産でホルモンバランスを崩し、薄毛になってしまう人も少なくありません。
そこで出産する前の段階で、対策を意識しましょう。
-
- 骨盤が歪まないように運動をする
- 正しい姿勢を維持する
- 正しい生活習慣を心がける など
出産で影響が出てしまうのは、骨盤です。
この部分に歪みやゆるみが出てしまうと、女性ホルモンにあまりいい影響がありません。
なるべく骨盤が歪まないように意識して、出産に挑みましょう。
また、生活習慣の乱れも女性ホルモンには天敵。睡眠や食事にも気を遣うと、産後もホルモンバランスが乱れにくくなります。
ホルモンバランスを整えて薄毛を抑える方法は健康的な生活
ホルモンバランスは、薄毛にかなり深い関係があります。
女性ホルモンは髪の毛を増やす大事なホルモンですが、少なくなる生活を続けていると、抜け毛が増える男性ホルモンが優位に働いてしまうからです。
できる限り、生活習慣を見直して、健康的な生活ができるようになりましょう。
それができれば、ホルモンバランスが整って、女性でも男性でも薄毛に悩みにくくなります。
食事なら、できるだけ栄養をバランスよく摂り、質のいい睡眠をとるだけでも、髪の毛の状態は悪くなりません。
それに加えて、運動を続けられると、さらに質の良い髪の毛が増えてくれるでしょう。