白湯(さゆ)というのは、水を一旦沸騰させて40~50度程度に冷ましたお湯のことです。
それが薄毛を予防できるなんて?と不思議に思う方もいるかも知れません。
そもそも人間の体は、水分でできています。
水を飲むこと自体が体にいいので、髪の毛への影響はゼロではありません。
正しく習慣化できれば、立派に薄毛対策になりえます。
今回は白湯についてのちょっとした疑問についてまとめてあります。
薄毛対策として有効かどうか疑問に感じている人は、参考にしてみてください。
白湯と髪の毛の関係
まず、白湯が髪の毛にどんな影響が出るのか把握しておきましょう。
白湯は、水を一旦沸騰させて40~50度程度に冷ましたお湯のこと。
飲むと体が温まり、健康にもいいとされています。
とくに、朝目覚めた際に飲むと効果が高いと言われます。
どのようなところがいいのか、薄毛で悩んでいる人は要チェックです。
水が足りないだけで髪の成長を邪魔する
そもそも、人間の体のほとんどが水でできています。
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- 水分不足によるドロドロ血液を予防
- デトックスしやすい体にする
- 胃腸の働きをアップさせる など
体の機能を正常にするためには、かなり大事なポイントのひとつです。
水分不足によるドロドロ血液を予防
水分が足りなくなると、血液の流れが滞って体が機能しなくなります。
血液の濃度が高くなってしまうからです。
そこまでの状態になれば髪の毛の成長も止まり、薄毛にも影響が出ます。
予防のためなら水分補給はどんな形であれ、大事なポイントです。
デトックスしやすい体にする
体に老廃物や毒素などの不要物が溜まっていくと、代謝が低下していきます。
すると、髪の毛の成長を阻害します。
そこで、その不要なものを出すためにも、常時、適切な水分補給が重要です。
水分補給をするだけでも、汗や尿が増えるため、デトックスしやすくなります。
胃腸の働きをアップさせる
髪の毛が成長するには、栄養が必要不可欠です。
栄養を運んでいるのは、上記でも紹介した血液ですが、栄養を吸収するのは胃腸になります。
水分が足りなくなると、腸内では便が硬くなり、通過しにくくなります。
留まった便は、より水分が少なくなり、負のループに陥るリスクが高くなります。
便秘がひどくなれば、栄養を吸収しにくくなり、髪の毛に栄養が届きにくくなるわけです。
また、胃に関しても水分補給が大事だとされています。
胃に水分が入ってくると、腸の働きが活性化するように設計されているからです。
その際に副交感神経まで強くなり、自律神経のバランスを整えるのにも役立ちます。
※参考:ホルモンバランスで薄毛になる?今するべき正しい方法はたった1つ
ただし、食事の時に水分補給をすると、胃酸が薄まります。
そうなってくれば胃が働いて疲れる原因になるので、水分補給のタイミングには注意しましょう。
水と白湯の違い
水分補給と髪の毛の関係について紹介してきました。
これが水ではなく、白湯だった場合に違いがあるのでしょうか?
状況によって違いはありますが、細かいことを気にしないなら白湯を飲んでみてください。
白湯というのは温めたお水です。
水道水を温めるだけでも、不純物を取り除けるとされています。
また、体が温まって代謝が上がりやすくなる効果など、メリットを感じた人が多かったとされているからです。
アルコールと白湯の違い
白湯の効果に、代謝を上げるものがあると紹介しましたが、それならアルコールでいいのでは?という声もあると思います。
確かにアルコールは、血液の流れをアップできます。
しかしアルコールを飲むと、利尿作用によって体の中にある水分を必要以上に除去してしまいます。
つまり、むしろ水分不足を引き起こす可能性があるわけです。
※参考:アルコールを飲んでいる人はハゲている?髪の毛の関係とうまい付き合い方
白湯に関しては体にやさしく、体のバランスを整えるのに適しています。
髪の毛のために飲むのなら、白湯を選んだほうが無難ですね。
薄毛を予防するための正しい白湯の飲み方
白湯は薄毛のためにちょうどいいと紹介してきましたが、結局のところ大事になるのは飲み方です。
ただ白湯を飲むだけなら、あまり効果を実感できない人もいるかもしれません。
それだけ体にやさしい反面、飲み方で予防としての効果を左右されるものなんです。
白湯のOKな飲み方
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- 時間
- 飲む量
- 飲み方
白湯を正しく飲むと言ってもわかりにくい人は、3つのポイントを意識しましょう。
ちょうどいいタイミングで、ちょうどいい量を飲むようにできると、体調が良くなったと感じられます。
おすすめの時間
白湯を飲むタイミングは、体調や目的によって違いはあります。
しかし大まかにいうと、ちょうどいい時間は3パターンに分けられます。
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- 朝起きてすぐ:代謝を上げてデトックスしやすくする
- 食事をする前:栄養を吸収しやすくする
- 寝る前:リラックスしやすくなって睡眠の質がよくなる
このように、白湯は用途によって飲むタイミングを変えてみると良いです。
※参考:寝不足になると薄毛になる?理屈では本当だから気軽にできる方法まとめ
体にちょうどいい白湯の量
ただ、薄毛対策としていいからといって、たっぷり白湯を飲めばいいわけでもありません。
体には適量というものがあります。
飲みすぎると逆効果になるケースもあるので気を付けましょう。
一般的には、600〜800mlとされています。
コップ1杯が200mほどとされており、3・4回ほどに分けて飲むとわかりやすくておすすめです。
正しい飲み方
ただ白湯をガブガブ飲んでしまうと、それもよくありません。
白湯を飲むなら、火傷しない程度の水温で飲むようにしましょう。
50度前後がちょうどいいのではないでしょうか?
また、食事をしている最中に飲むのも、胃酸が薄まってよくありません。
食後30分以上あけてから、ゆっくり飲めば、体の負担なく効果が実感できるでしょう。
なお、白湯を水道水で作る場合、必ずいったん沸騰させてから冷ますように心がけてください。
水道水に含まれる塩素を、沸騰して飛ばす必要があるからです。
白湯のNGな飲み方
体にいいとされる白湯であっても、飲み方を間違えれば逆効果です。
体を温めるために、沸騰した熱いお湯を飲めば火傷をします。
それどころか食道などの体内の組織まで傷つけて、薄毛対策どころではありません。
程よい温度にしてから飲むようにしましょう。
また、一気に大量に飲むのも体に良くないので注意してください。
それは、血中にあるナトリウムの濃度が低下してしまうから。
一般的に水中毒といわれる症状が出てしまうので、できるならコップ1杯の白湯を少し分けて飲むのが無難です。
白湯だけではダメ!薄毛のためなら食事も意識するのが常識
白湯は体調を整える方法として有効です。
髪の毛の成長にもいい影響を与えてくれるので、挑戦してみましょう。
作り方としても、水を沸騰させて冷ますだけなので、気軽に始められる点も魅力的ですね。
ただし、飲み方だけは注意しましょう。
逆効果になってしまうので、正しい習慣を身に付けることもポイントです。
また、食事での対策も意識すれば、さらに薄毛の予防になります。
栄養を意識して食事ができれば、白湯によって吸収率が高められます。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてくださいね。