アウトバストリートメントは、今でも人気のヘアケアアイテムです。
それは、付けた後に洗い流さなくていいため、外出時にも使える気軽さも人気のポイントとなっています。
コーティング力が比較的高いものが多く、くせ毛のような乾燥しやすい髪質の人と相性がいいでしょう。
人気があるとはいえ、アウトバストリートメントを使うべきか悩んでいる人も少なくないと思います。
そこで、アウトバストリートメントの特徴や適切な使い方、選び方に関しても紹介しているので、参考にしてみてください。
アウトバストリートメントとは?
アウトバストリートメントとは、その名前のとおり、お風呂上がりに髪に使う洗い流さないタイプのトリートメントです。
髪の保湿やコーティングを目的に使用されるケースが多く、髪が乾燥しやすい人やダメージ予防をしたい人にとっても頼もしいヘアケアアイテムといえます。
特に、洗い流さない仕様のため、成分が髪に留まりやすく、長時間にわたって保湿や補修の効果が期待できるのが特徴です。
お風呂上がりにタオルドライした髪に塗布するだけで、シンプルな使い方も魅力に感じる人も少なくないでしょう。
髪のパサつきや広がりをおさえながら、健康的でまとまりのある髪に導いてくれます。
また、アウトバストリートメントにはオイルタイプやミルクタイプなど様々な種類があり、髪質や仕上がりの好みによって選べるのも魅力のひとつです。
以下では、種類や選び方についてさらに詳しく解説します。
自分に合ったアウトバストリートメントを見つける際の参考にしてください。
インバストリートメントの違い
インバストリートメントとは、お風呂の中で使うのを前提に作られたヘアケアアイテムです。
アウトバストリートメントが保湿やコーティングを主な目的としているのに対し、インバストリートメントは補修力の高いものが多い点が特徴です。
髪が濡れている状態では、キューティクルが開いており、成分が内部に浸透しやすくなっています。
そのため、インバストリートメントはダメージ補修や栄養補給を目的とする際に高い効果が発揮できるでしょう。
一方、アウトバストリートメントは洗い流さないタイプのため、手軽に使え、保湿やスタイリングをしながら髪を守る役割があります。
例えば、髪のダメージを少しでも改善したい場合はインバストリートメントがおすすめです。
しかし、日常的なケアや外出先での使用を考えるなら、アウトバストリートメントを使いましょう。
それぞれの用途を理解し、うまく使い分けができると、髪の状態をより良く保てるようになります。
サロントリートメントの違い
サロントリートメントは、美容師が髪の状態を見て、その内容に合わせた種類を使い分けて施術してくれる美容室専用のトリートメントです。
一方、アウトバストリートメントは自宅で気軽に使えるホームケアアイテムである点が大きな違いといえます。
サロントリートメントは、髪の悩みに特化した成分や施術方法が多く、補修力や効果を実感しやすい点が特徴です。
特に、髪のダメージが深刻な場合には、美容師が個々の髪質に合ったトリートメントを提案してくれるため、悩みを集中的にケアできます。
ただし、美容室での施術が必要なため、手軽さには欠けてしまうでしょう。
一方で、アウトバストリートメントは洗い流す手間がないため、日常的に使いやすく、保湿やコーティングを中心としたケアが可能です。
これから紹介するアウトバストリートメントの活用法と併せて、サロントリートメントも気になる人は、以下の記事を参考にしてみてください。
※参考:サロントリートメントで美容室に通うのは面倒?試したらわかる本当の効果
アウトバストリートメントの種類と効果
アウトバストリートメントは、お風呂上がりに使うトリートメントですが、種類が豊富に揃っています。
それぞれの用途や成分の特徴を理解し、目的に合わせて選ぶことで、より効果的なケアができるようになるでしょう。
主に保湿とコーティングを目的に使用されるアウトバストリートメントですが、成分の割合によって効果は異なります。
コーティング力が高いタイプは、紫外線や摩擦によるダメージを軽減し、キューティクルの保護に役立ちます。
※参考:髪をきれいにするにはキューティクルを守る!できずに損する人がやるべき方法3選
一方で、水分が多いタイプは、乾燥した髪の保湿に適しており、髪質を柔らかく整えやすいです。
また、補修効果が期待できる成分が含まれるものもあり、ダメージヘアのケアにも活用できます。
以下のような種類から、自分の髪質や目的に合ったものを選んでみましょう。
- よくある種類の一例
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- ヘアオイル:油分が大半を占めているため、コーティング力が高い
- ヘアクリーム:オイルとミルクの中間に位置しているため、程よくコーティングできる
- ヘアミルク:油分より水分が多いため、保湿力が高い
- ヘアミスト:水分が大半を占めているため、髪の毛の保湿力が高い
どの種類を選ぶべきか迷ったら、まずは成分表を確認し、自分の髪質やライフスタイルに合わせたものを選んでください。
メリットとデメリット
アウトバストリートメントは、自宅で気軽に使えるヘアケアアイテムとして多くの人に愛用されていますが、その特徴からいくつかのメリットとデメリットが存在します。
メリット
アウトバストリートメントの最大の魅力は、お風呂場で使用する必要がない点です。
乾燥しやすいくせ毛の人や、髪の広がりを気軽におさえたい時に役立ちます。
特に、アイロンやドライヤー前の使用で、髪の毛を保護し、広がりの予防がしやすくなるでしょう。
また、日中の乾燥が気になる時にも、手軽に使用できる点が嬉しいポイントです。
※参考:ヘアアイロンを毎日使うのはダメ?毛先のトラブルが起きるリスクが高まるのは間違いなし
デメリット
一方で、アウトバストリートメントは使い方を間違えると、逆効果になりやすいアイテムでもあります。
適量を超えて使用すると、髪がべたつきやすくなり、毛先が重く感じる場合があります。
特にオイルタイプを過剰に使用すると、不自然なテカりが出て清潔感が失われてしまったケースも少なくありません。
さらに、コーティング力の強いアウトバストリートメントを頻繁に使用し続けると、成分が髪に蓄積され、ヘアカラーやパーマなど美容室での施術に影響を与える場合もあります。
そのため、適切な量と頻度を守って使用しましょう。
アウトバストリートメントの特性を理解し、メリットを活かしつつデメリットを避けた使い方を意識してください。
アウトバストリートメントの使い方とコツ
アウトバストリートメントは手軽に使えるヘアケアアイテムですが、その効果を最大限に引き出すには、使い方を守って正しく使いましょう。
使い方を誤ると、せっかくのメリットが台無しになり、仕上がりに不満を感じる人も少なくありません。
ここでは、アウトバストリートメントを効果的に活用するための基本的な使い方とポイントを簡潔にまとめました。
次の見出しで詳しい解説をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
基本的な使い方
アウトバストリートメントは、手に適量を取ってから髪の毛に馴染ませるのが基本です。
適量は髪質や長さ、量によって異なりますが、以下の目安を参考にしてください。
毛先が乾燥している場合は、少し多めに付けるなど調整すると効果的です。
- 使用量の目安
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- ショートヘア:約1プッシュ
- ミディアムヘア:約2プッシュ
- ロングヘア:約3プッシュ
手のひらに取ったトリートメントは、しっかりと伸ばしてから、髪全体にやさしく揉みこむように付けましょう。
乾燥した髪は敏感なので、力を入れず丁寧に扱ってください。
この基本をおさえておけば、アウトバストリートメントの効果を最大限に引き出せます。
違う種類のアウトバストリートメントを2度付け
アウトバストリートメントの効果をさらに引き出すには、基本の使い方を守りつつ、異なる種類のトリートメントを2度付けするのがおすすめです。
同じ種類を2度付け付けるよりも、別種類のトリートメントを組み合わせてみてください。
それだけで、髪の毛がしっとりと仕上がりやすくなります。
例えば、ヘアミストで保湿を行った後、髪をある程度乾かしてからヘアオイルでコーティングをする方法です。
ヘアミストは水分補給、ヘアオイルは保護の役割を果たすため、それぞれの特性を活かして髪の状態を整えられます。
髪の毛をしっかりと保湿し、ダメージをおさえたい人はぜひ試してみてください。
この2ステップを取り入れると、髪の潤いを長時間キープできます。
アウトバストリートメントの適切な選び方
アウトバストリートメントを選ぶ際には、成分チェックとテクスチャーの種類を意識するのがポイントです。
希望する仕上がりに近づけるためには、以下のような点を考慮してください。
成分については、保湿成分とコーティング成分がどの程度含まれているか確認しましょう。
髪の乾燥が気になる人は保湿成分が豊富なものを選び、ダメージを防ぎたい人はコーティング力の高い成分が含まれているものを選んでみてください。
また、使用感や目的に応じてテクスチャーの種類を選ぶのも重要です。
しっとり感を高めたい場合はヘアオイル、軽やかでサラサラな仕上がりを求めるならヘアミストがおすすめです。
自分の髪の状態やライフスタイルに合わせて、最適なアウトバストリートメントを見つけてください。
※参考:ひどく傷んだ髪に市販トリートメントは効果あり?サロン系との違いと使い分けの方法
アウトバストリートメントはパサつきの予防もできる
アウトバストリートメントは、保湿やコーティングを目的に使用することで、髪の悩みを軽減できる頼れるアイテムです。
特に、パサつきに悩んでいる人には最適で、髪の毛がまとまりやすくなり、毎日のヘアセットも楽になります。
また、使い続けると、今以上の乾燥やダメージを予防する効果も期待できます。
※参考:髪の毛のパサパサは治すことができる?原因からわかる本当の対策を掲載中
種類も豊富で、オイルやミスト、クリームなど用途に応じた選び方ができる点も魅力です。
自分に合ったアウトバストリートメントを見つけて、しっとりまとまる髪を手に入れましょう。
毎日のケアを少し工夫するだけで、髪の状態をきれいに保つことができます。
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