薄毛で悩む人の多くは、生活習慣の見直しができていません。
少なからず食事による影響もあるので、レバーを使って対策をしてみてください。
そもそも、レバーは好き嫌いが別れる食べ物ですが、薄毛の悩み解消に限るとちょうどいい食材です。
それは普段の食事では、効率よく摂取できない栄養が整っているから。
食べ方さえ意識できれば、薄毛対策として役立つので、食生活が乱れている人は必見です。
薄毛にはレバーがいいとされる理由
そもそも、なぜレバーが薄毛にいいとされるのでしょうか?
それは以下のような栄養が豊富だからです。
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- たんぱく質
- ビタミンB群
- 鉄分
これらの栄養は、何も意識せずに食事をしていても、あまり摂取できません。
だからこそ、普段の食事にレバーを取り入れてみてください。
それだけでも髪の毛を成長させるのには、損がほぼないでしょう。
※参考:髪の毛に悩みがあるのなら栄養の見直し必須!どうなったら何をするべき?
理由①髪の主成分であるたんぱく質が豊富だから
何も意識せずに普通に食事をすると、どうしてもたんぱく質が少なく、糖質が逆に増えてしまいます。
しかし、レバーにはたんぱく質が豊富に含まれており、効率よく髪の毛の成長をサポートしてくれます。
それは、髪の毛がケラチンというたんぱく質から作られているからです。
髪の毛の材料であるたんぱく質は、食事で摂取しないとうまく髪の毛が増えないため、意識して摂取するようにしましょう。
また、たんぱく質は体全体にとっても重要です。
タンパク質を適切に摂取することで、頭皮を含めて体全体の血行も良くなり、髪の毛がより成長しやすくなります。
健康な状態を維持するためにも、レバーは特におすすめな食材と言えます。
理由②ビタミンB群で髪の毛の成長を促進できるから
髪の毛をスムーズに成長させるためには、たんぱく質だけでなく、ビタミン類も摂取することが大切になります。
特に、ビタミンB群は、サポート役として優れた栄養素です。
以下は、主なビタミンB群とその効果です。
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- ビオチン:たんぱく質の合成をサポートする
- ナイアシン:血行を良くして栄養補給をサポートする
- パンテトン酸:アミノ酸や脂質の代謝をサポートする
レバーに含まれるビタミンB群は、薄毛対策に欠かせません。
また、ストレスにも強くなるというデータもあるので、積極的に利用してみることをおすすめします。
※参考:ストレスは薄毛になりやすい?すぐにわかる症状と簡単な対策まとめ
理由③栄養や酸素をスムーズに運ぶには鉄分が必要だから
また、レバーにはたんぱく質とビタミンに加えて、鉄分も含まれています。
鉄分は赤血球を体の中で作るために必須の栄養素のため、薄毛対策には必須の栄養素です。
鉄分を摂取すると、まず血液中の酸素が体中に送り届けやすくなります。
逆に酸素が不足すると、体の組織全体がスムーズに働かなくなり、髪の毛の成長スピードも低下します。
実際、貧血になると、充分な酸素と栄養が行き届かなくなってしまいます。
この状態を放置すると、毛根は酸素欠乏と栄養失調に陥り、薄毛や白髪になるわけです。
レバーには十分な鉄分が含まれているため、このような問題になりにくなるわけです。
さらに、鉄分には抗酸化作用などの細胞の働きを弱らせる要因を、スムーズにケアすることができるところもすごいところ。
鉄分単体を摂取するのは難しいため、レバーを食べるなど、普段の食事で適切に摂取することを習慣化するのがベストです。
ただし、レバーの食べ過ぎも薄毛対策として逆効果になる
レバーが髪の毛にいいのは本当です。
だからといって、レバーばかり食べていても、薄毛対策にはなりません。
むしろ逆効果になってしまうので、取り扱いには注意しましょう。
ビタミンAが原因
レバーを食べすぎてしまうとダメな理由は、例えばビタミンAの過剰摂取などが挙げられます。
そもそも、レバーにはビタミンAも豊富に含まれているんです。
ビタミンAを過剰に摂取してしまうと、以下のような症状まで出てきてしまいます。
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- 頭痛
- 嘔吐
- 下痢 など
過ぎたるは及ばざるが如し。適量を守って、レバーを摂取するように心がけましょう。
レバーの適正な摂取量
適量のレバーを摂っていれば、薄毛対策の邪魔にはなりません。
しかし、その適量というのは、どの程度の話なのか気になる人もいるかと思います。
そこで以下の内容をチェックしてみてください。
▼ビタミンAの1日の上限量
1~2歳:600μgRE/日
3~5歳:750μgRE/日
6~7歳:1,000μgRE/日
8~9歳:1,250μgRE/日
10~11歳:1,550μgRE/日
12~14歳:2,220μgRE/日
15~17歳:2,250μgRE/日
18~29歳:3,000μgRE/日
30~49歳:3,000μgRE/日
50~69歳:3,000μgRE/日
※引用:食品安全委員会より
一般的なレバーに含まれるビタミンAは、以下のように様々です。
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- 牛レバー:1,100μg
- 豚レバー:13,000μg
- 鶏レバー:14,000μg
食べられるレバーの量を100gとしたら、ビタミンAは上記の量となります。
つまり、意外に上記で紹介した上限には、すぐ到達してしまうリスクは十分に考えられるでしょう。
そこで、レバーを摂取する際に、1週間に1回程度を目安にしておくと安心です。
薄毛にいいレバーのレシピ2選
レバーを薄毛対策として活用するには、少なくともレシピを考えて飽きないようにする必要があります。
そこで、以下のレシピを活用してみましょう。
簡単に作れるメニューがいくつかあり、習慣化しやすくなります。
日常的に使いたいレシピ:レバニラ炒め
- 材料
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- 鶏レバー:200g
- ニラ:1/2束
- しょうが:1かけ
- にんにく:1かけ
- 醤油:大さじ2
- 酒:大さじ1
- 片栗粉:大さじ1
- ごま油:大さじ1
- 作り方
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- レバーは一口大に切り、醤油、酒、片栗粉を加えて下味をつける。
- ニラは3cmほどに切り、しょうがとにんにくはみじん切りにする。
- フライパンにごま油を熱し、しょうがとにんにくを炒める。
- ニラを加え、炒め合わせる。
- 下味をつけたレバーを加え、強火で炒める。
- 火が通ったら完成。
レバニラ炒めは、気軽に続けられるおすすめレシピのひとつです。定番の料理ですね。
しかし、ただレバーとニラを炒めるだけでは、味気ない可能性があります。
そこで、レバニラ炒めを作る時には、以下のポイントを意識して作ってみましょう。
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- レバーは火が通りやすいから弱火で炒める
- ニラは長めに切って食感を楽しむ
- ごま油を加えると香りや風味が楽しめる
基本的にこれさえ守っていれば、炒めるだけなので作り方自体は簡単です。
日常的にレバーを食べたい人は試してみましょう。
おしゃれにレバーを楽しみたい人:レバーパスタ
- 材料
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- 鶏レバー:200g
- にんにく:2片
- 赤唐辛子:1本
- トマト缶:1缶
- 塩:適量
- パスタ:200g
- 作り方
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- レバーは一口大に切り、にんにく、赤唐辛子はみじん切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにく、赤唐辛子を加えて炒める。
- レバーを加え、火が通るまで炒める。
- トマト缶を加え、塩で味を調え、20分ほど煮込む。
- パスタを茹で、ソースと和えて完成。
レバニラ炒めに飽きてきたのなら、レバーのパスタに挑戦してみてはいかがでしょうか?
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- レバーの臭みを取るために加熱するのを忘れない!
- 下処理で余計な水分を抜いておくとパサつきが少なくなる!
- 煮込み時間を長くしておくと、トマトのコクが出る!
このように、ちょっとした手間をかけるだけで、レバーのパスタの味がおいしくなります。
ちょっとおしゃれな食事をしたいと考える人は、挑戦してみてください。
レバーだけに頼るのはNG!育毛剤などで頭皮も整えて!
レバーは食材の1つですが、薄毛対策に限らず、特別な効果はありません。
レバーをたくさん食べれば髪の毛がすぐに増えるという話は誤りです。効果に期待しすぎないように注意しましょう。
また、薄毛対策に関しては、毎日の食事での対策が大切です。
習慣化するためには、毎日続けることが必要になります。
もちろん、頭皮の状態を整えることも薄毛対策には重要です。
育毛剤などのケアアイテムも併用することで、髪の毛が増えやすくなります。
様々な方法を試して、自分に合った方法を見つけましょう。