頭からフケが出てしまう人は、もう少し頭皮を労わらないといけないというサインが出ています。
そもそもフケが出るのには原因がそれぞれあり、中には薄毛に繋がってしまうケースも少なくありません。
髪の毛が生えにくくなってしまうので、できるだけ「保湿」するようにしましょう。
身だしなみとしてだけでなく、それだけでも髪の毛としては良い環境になります。
長期的に見ても、薄毛対策として意識すると安心です。
フケが出たら、どんなところがダメなのか以下でまとめてあるので、長く髪と付き合いたい人は参考にしてみてください。
髪の毛についたフケ…状態によって違う原因
フケが出てきてしまう人は、以下の3パターンに原因があると思っていいでしょう。
- フケがひどくなる原因
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- 頭皮の乾燥
- 皮脂が多い
- 炎症を起こしている
そもそもフケというのは、古くなった角質が剥がれて、フケとなって粉状に落ちていきます。
目に見えてきれいな状態ではありません。
原因に合わせて対策をしないと、印象を悪くしてしまうので要注意です。
また、長期的に見れば、フケが出続けると薄毛になるリスクが増えてしまいますよ。
細かいフケ⇒乾燥
まずフケの状態を見てみましょう。
小さい粉のような状態で、肩などに付いているのなら、頭皮が乾燥している可能性があります。
頭皮も肌と同じように、ターンオーバーを繰り返して、綺麗な状態を維持するのが一般的です。
自然と落ちるフケは、かなり小さい状態になっていて目では見えません。
しかし見てわかる大きさのフケは、そこまで古くない状態のまま剥がれています。
つまり、小さいフケは乾燥で、剥がれる必要のない新しい角質が原因。乾燥させないように意識するだけで、それなりに抑えられるでしょう。
対策としては簡単です。
- 細かいフケ対策
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- 洗浄力の弱いシャンプーに変える
- 育毛剤で頭皮を保湿させる
- 皮脂を出やすくする食事に変える など
※参考:頭皮の乾燥は良くない…薄毛が進むため要注意!原因と正しい対策とは?
できるだけ保湿できるように、毎日のケアを意識しましょう。
それだけでフケが出にくくなります。
黄色いフケ⇒皮脂
フケをよく見ると、黄色い状態なら、人よりも皮脂が多い状態で放置されています。
上記で紹介した乾燥フケの場合なら「白」。皮脂が多いのなら、剥がれ落ちる前の段階でフケが皮脂を吸着しており、べたついた「黄色」のフケになっているはずです。
もともと脂性で困っている人に良く見られるので、対策をする時に間違えないようにしてください。
- 黄色いフケ対策
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- シャンプーが丁寧にできていない
- 自分に合ったシャンプーを使っていない
- 食生活が乱れている など
※参考:脂っこい食生活をしていると髪の毛が薄くなる!?おすすめ食材の存在を暴露
このように皮脂が多いのなら、通常のフケ対策と同じことをしてしまうと、余計にベタベタになってしまいます。
黄色いフケが目立つ時は、逆に保湿は程々にしてシャンプーの見直しをしてください。
また、脂質に注目した食生活に変えるのも大事です。
大きいフケ⇒炎症
フケの大きさが、粉っぽくなくて、塊のような大きさだと感じたら要注意です。
頭皮が炎症を起こしている可能性が高いので、いつもより頭皮を労わるようにしましょう。
特にかさぶたのような感じがしたら炎症だけでなく、どこかが傷ついています。
- 頭皮にかさぶたができる原因
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- 乾燥してかゆみがひどい
- アタマジラミなどが付着している
- たまたま引っ掻いた など
原因は様々ですが、アタマジラミなどの帰省中がいるのなら、セルフでケアするのは無理です。
病院で見てもらって、正しく処置してもらいましょう。
それ以外の原因であっても、頭皮の状態はあまりよくありません。
髪の毛が成長しにくい状態なので、薄毛に繋がるリスクは十分に考えられます。
髪のボリュームに悩んでいるのなら、尚更早めに頭皮を整えましょう。
※参考:髪のボリュームダウン…原因によっては悩まなくてよくなるという事実
セルフケアでフケが良くなる時と無理なケースの違い
フケで悩んでいる人は、全て自分でケアしてしまおうとするのは、もう少し待ったほうがいいでしょう。
多くの場合はセルフケアで問題ありません。
しかし一部のフケには、自分で解決できない問題が関わっています。
その違いについてまとめてあるので、フケで悩んでいる人は要チェックです。
セルフケアで大丈夫な時
フケで悩むほとんどのケースは、セルフケアで十分きれいになります。
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- 細かいフケ
- 黄色いフケ
上記で紹介したように、フケの状態が細かいのならセルフケアで問題ありません。
多くの場合が、食事やヘアケア用品の見直しだけで、状態が良くなっていきます。
細かいフケなら、頭皮が乾燥しているので、保湿力を意識して生活習慣まで見直しましょう。
アミノ酸シャンプーを選んで乾燥しにくくし、育毛剤で保湿するだけでもOKです。
黄色いフケなら、皮脂をあまり出さない食生活を意識してください。
摂取する栄養によっても、皮脂のコントロールがしやすいので、以下の栄養に関する記事も参考にしてみましょう。
※参考:髪の毛に悩みがあるのなら栄養の見直し必須!どうなったら何をするべき?
そもそもフケが出ている時点で、頭皮の状態はあまりよくありません。
頭皮への刺激は、できるだけ抑えるようにするのが必須です。
帽子を被ったまま長時間外にいるだけでも、蒸れて頭皮が荒れるリスクが高まります。
それだけ敏感な状態なので、フケを予防しているのに越したことはありませんよ。
自分でケアしてもフケが悪化した時
セルフケアについて紹介しましたが、上記のやり方でも解決できないのが、炎症を起こした頭皮です。
フケとしては、比較的大きめの状態。かさぶたを見つけたのなら、明らかにセルフケアでは良くなりません。
- 専門医に診てもらうべき症状
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- フケが増える
- かゆみが止まらない
- 異常に頭皮が赤い など
さらに上記のような症状が出てきても、病院で専門医に診てもらったほうが無難です。
意地になって自分で治そうとすると、余計に薄毛が進行する可能性が高くなります。
病院に行く時に選ぶ診療科目
フケを自分でケアしたとしても、さらに状態が悪化した場合、どこの病院に行ったらいいかわからない人も少なくありません。
焦ってしまう気持ちはわからなくもありませんが、一度冷静になってみましょう。
頭皮というのは、皮膚の一部。つまり、フケで悩んでいるのなら、「皮膚科」に行くのが最も安心です。
皮膚科では、ステロイドなどの炎症を抑える方法や、保湿剤も十分完備しています。
アレルギーで頭皮が痒くなっている可能性もあるので、飲み薬で対処してくれるかもしれません。
ちなみに、すでに薄毛で悩んでいるのなら、専用のクリニックがおすすめです。
髪の毛の専門知識も豊富なので、処方される薬や処置のやり方にも、若干の違いがあるので候補として見ておきましょう。
※参考:女性でも薄毛になる時代に…AGAと似ているハゲ方があるのを知ってます?
フケが出続けると髪の毛にも大きな影響あり!
そもそもフケというのは、健康的な頭皮ではない状態です。
うまくターンオーバーできていない状態なので、必ず頭皮をいつも以上に労わるようにしましょう。
乾燥した細かいフケが出ているのなら、保湿を意識し、黄色いフケなら皮脂を抑える努力をしてください。
ほとんどの人はこれだけで、頭皮の状態を整えられます。
しかし一部の人は、セルフケアで良くならないので、必ず病院に行って診てもらいましょう。
フケは長く放置していると、薄毛にも繋がります。
スカルプケアもしっかり対策して、フケが出ないように整えておくと安心です。
どんなことをすればいいかわからない人は、以下の記事でまとめてあるので、参考にしてみてください。