現在の人たちはおしゃれな人が増えており、髪の毛の悩みを持った人も増えています。
そもそも髪の毛の悩みが深刻なのは、髪の毛について知らないからです。
正しい基礎知識があれば、少し髪の毛の状態が乱れても、冷静に対処できます。
そこで、基本的な髪の毛の情報についてまとめてみました。
今のあなたの悩みは、ちょっとした工夫でよくなるかもしれません。
難しいことをしなくても、きれいな髪の毛に戻すために、髪の毛について詳しくなりましょう。
髪の毛の基本的な情報を紹介!
髪の毛について詳しい人は、プロでもある美容師以外だと、そこまで多くありません。
学校で習う髪の毛の情報は、そこまで多くないからです。
髪の毛の悩みは、以下の3つの知識でそれなりに解決できますよ。
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- 髪の毛を構成する成分
- 大人の髪の毛の本数
- 髪の毛が伸びる長さ
もちろん髪の毛に詳しくなくても、最低限の生活はできます。
そのため、どこも詳しく教えてくれないわけです。
髪の毛の悩みを抱えているのなら、せっかくなのでチェックしてみてください。
髪の毛のほとんどの成分はたんぱく質?
髪の毛というのは、基本的にたんぱく質から作られています。
たんぱく質と聞くと、食べ物などの栄養を思い出すでしょう。
じつは普段の食事を意識するだけで、髪の毛がきれいになる可能性があります。
※参考:髪の毛に悩みがあるのなら栄養の見直し必須!どうなったら何をするべき?
どんな食事をするべきかどうかは、上記の栄養の記事を参考にしてみてください。
少なくとも「たんぱく質」は、いつもより多めに摂取するようにしましょう。
そして、これらのたんぱく質は、体の中で以下のような状態で髪の毛を作り出します。
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- キューティクル:表面にあるうろこ状のもの⇒髪を守る役割!
- コルテックス:髪の約9割の繊維組織⇒色や太さに影響!
- メデュラ:髪の中心にある組織⇒潤いや弾力性に影響!
この中でも、髪の毛をきれいにするためには、キューティクルについて詳しくなりましょう。
キューティクルとは、ヘアケアに欠かせない存在だからです。
※参考:きれいにならない人!あなたはヘアケアの基本を知らない!正しいやり方伝授
キューティクルは、髪表面にあり、外部の刺激から守ってくれます。
また、その中にあるコルテックスは、白髪とも深い関係があるので要チェックです。
※参考:白髪ができても黒髪に戻る!ウソのようで本当の話を暴露!対策を3つ紹介
メデュラは、現在でもなぜ存在しているのかわかっていません。
それでも中は柔らかくなっており、髪の毛には欠かせない組織のひとつ。中までダメージが加わると、ボロボロになってしまいます。
大人の頭に生えている髪の毛の本数は○○万本?
髪の毛について知るには、本数について知っておくと、悩みが和らぐこともできます。
もともと人間の髪の毛というのは、平均すると10万本です。
中には、大人と子供では違うのでは?と思う人もいるかもしれませんが、じつは本数そのものは変わりません。
それもこれも、毛穴が関係しているからです。
赤ちゃんの時から毛穴の数が決まっており、大人になっても毛穴の数は変わりません。
もともと髪の毛は、1つの毛穴から3本生えると決まっています。
だから子供も大人も、髪の毛の本数が同じというわけです。
生まれつき髪の毛が薄いのなら、それ以上増やすのは難しいと思っておきましょう。
逆に生まれつき髪の毛が多かったのに、薄くなってきたと感じる人が状態をよくするのは可能です。
※参考:頭頂部も含めた髪のボリュームの悩み…共通点から言えるのは間違えた対策
髪の毛が伸びる長さは1日に○○mm?
髪の毛が伸びる長さも、基本的にすぐわかります。
- 髪の毛が伸びる長さ
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- 1日で平均0.35mm伸びる
- 3日で約1mm伸びる
- 1ヶ月なら約1cm伸びる
- 1年で約12cm伸びる
髪型を変える時は、上記を見れば逆算がしやすくなります。
ちなみに、人によって伸びる早さは違いますが、それも10%ほどです。
数字を見ると、そこまで焦る必要もなくなるでしょう。
また、ショートヘアからロングヘアにしたいのなら、以下のように、髪が伸びる原因について知っておくと便利です。
- 髪が伸びるスピードが変わる原因
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- 基礎代謝
- ホルモン
- 頭皮の状態
もともと髪の毛というのは、毛球といわれる部分から、髪の毛が作られて伸びていきます。
その中には、毛乳頭や毛母細胞といわれる部分があり、ここが意識するべきポイントです。
毛乳頭が血液内部の栄養を吸い取って、毛母細胞に送ります。
つまり毛乳頭まで栄養が届かないと、早く髪の毛が伸びません。
そのためには、上記の基礎代謝やホルモンを整える必要があります。
また、頭皮の状態が乱れていると、毛母細胞などの組織がうまく働きません。
髪の毛を早く伸ばすためには、シャンプーや育毛剤などで、頭皮の状態を整えておきましょう。
※参考:スカルプケアとは?勘違いしてる人のための方法とポイント総まとめ
よく耳にするヘアサイクルと抜け毛の関係
髪の毛の本数や伸びるスピードについては、人によってそこまで差がないことがわかってきたでしょう。
しかし、それだとほとんどの人が、髪のボリュームに違いがありません。
それなのに薄毛で悩む人がいれば、ボリュームが出すぎて困る人もいます。
※参考:髪をボリュームアップしたい女性は「アイテム選び」と「習慣」を意識!
この違いがあるのは、ヘアサイクルについて知れば納得できます。
ヘアサイクルの周期は2〜6年単位?
髪のボリュームについて知るには、ヘアサイクルについて知っておきましょう。
ヘアサイクルといわれるのは、言い方を変えると毛周期です。
以下のような流れで、髪の毛は生まれ変わっていきます。
- ヘアサイクルの流れ
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- 成長期(早期~後期)
- 退行期
- 休止期
肌と同じで、髪にもターンオーバーがあります。
古い髪の毛をわざと抜けさせて、きれいな髪の毛をキープさせるためです。
そして髪の毛は2〜6年ほどで、新しい髪の毛に生え変わっていきます。
この中でも、成長期が大半です。
成長期は長くて6年かかるとされており、この期間をキープできると、髪のボリュームに困ることはありません。
抜け毛と深い関係のある休止期は、2週間と短めだからです。
1日に抜けてしまう髪の毛は100本?
2週間と短い期間の休止期は、この期間で髪の毛を抜けさせます。
1日に抜ける髪の毛は、50〜100本です。
上記で紹介したように、頭全体が10万本と聞くと、そこまで多いとは感じないでしょう。
しかも休止期は2週間だとわかれば、抜け毛が気にならなくなる人もいると思います。
しかし、これもあくまで平均値です。
時期やタイミングによって、抜ける本数は変わります。
- 抜け毛が多くなるタイミング
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- 夏から秋になる時期は増える
- シャンプーをしている時も増える
- ヘアサイクルが乱れると増える
ごっそり髪の毛が抜けた!と、焦ってしまった人もいるでしょう。
じつは、このタイミングになると、抜け毛が増える時があります。
※参考:抜け毛がひどいと感じる女性は冷静に!病院に行く前に確認するべきポイント
ヘアサイクルが乱れると抜け毛が増えるって本当?
抜け毛が増えるのは、あくまで自然なこと。
上記ではそのように紹介しましたが、ヘアサイクルが乱れていたら要注意です。
ヘアサイクルが乱れると、成長期が短くなり、髪の毛が抜ける休止期がすぐに始まります。
中には成長期が100日程度となり、成長しきれないまま抜けてしまう髪もあるようです。
ヘアサイクルが乱れると、細くて柔らかい髪の毛が増えるので確かめてみましょう。
※参考:正しくは薄毛ではありません!細毛や軟毛は髪質が変わらないと悩む人へ
では、なぜヘアサイクルが乱れるのでしょうか?
様々な原因がありますが、考えられるのは以下の3つです。
何らかの原因で脱毛症となれば、何をしても抜け毛が増えます。
この場合は、セルフケアではどうにもなりません。
専門のクリニックで診てもらえば、的確なアドバイスがもらえます。
また、生活習慣の乱れが原因で、髪の毛が抜けてしまうケースも少なくありません。
特に寝不足になっていると、抜け毛が増えるリスクが高まるので注意しましょう。
※参考:寝不足になると薄毛になる?理屈では本当だから気軽にできる方法まとめ
食生活も大事です。
脂っこい食事が好きな人は、頭まで必要な栄養が届かなくなってしまいます。
※参考:脂っこい食生活をしていると髪の毛が薄くなる!?おすすめ食材の存在を暴露
過度の飲酒もよくありません。
アルコールは適量を守って楽しむようにしてくださいね。
髪の毛の仕組みを知れば不安が減る
髪の毛というのは、10万本という量が頭に生えています。
1日に100本という量が抜けるだけなので、そう考えると抜け毛で悩む人は気持ちが楽になりませんか?
抜け毛の量というよりは、抜けている髪の毛の状態を見ておいたほうが健全です。
ヒョロヒョロの細い毛がたくさん抜けているなら、ヘアサイクルが乱れているかもしれません。
そんな時は以下の記事を参考に、抜け毛の予防を心がけてくださいね。