AGAと言われる言葉を聞いたことがあるでしょうか? 男性特有の薄毛の症状でしたが、女性もほぼ同様の症状に悩まされると言います。
じつは、少し前までは薄毛で悩む男性が圧倒的に多かったのですが、現在では女性も悩んでいる人が増えました。 それはこのAGAと関係しているからです。
厳密にいうと、女性だとFAGAと診断されます。 AGAとFAGAの違いや、治療法について紹介しているので、髪量に悩みがある女性は参考にしてみてください。
AGAとFAGAの違い
男性しか薄毛で悩まなかった時代から、女性も薄毛に悩む時代に変わりました。
もともと女性は身だしなみに気を遣う人が多く、薄毛になりたくない人は多いでしょう。 中には薄毛になった場合、鬱になるほど深刻に悩む人もいます。 心理的につらい経験をしてしまうので、早めの対策が必要です。
もちろん正しく対策をしないといけないので、女性の薄毛について詳しくまとめました。
ここでキーとなる言葉がAGAです。
AGAとは、男性特有の薄毛なのですが、これが女性の髪にも症状として出てしまいます。 しかし女性がAGAのような症状が出た時は、FAGAという診断をされるでしょう。 まずFAGAとAGAの違いについて、以下で詳しくまとめてあるので、詳しく確認しておいてください。
FAGAとは?
FAGAとは、女性が薄毛になった時に付けられる診断名です。
男性特有の薄毛であるAGAという文字が含まれているように、基本的にAGAと同じ進行をします。 女性と男性とで名前を変えているのは、違いがあるからです。
臨床的には、前頭生え際は通常は保持されているが、中心頭皮上でdiffuse毛が薄くなることが示されています。
※引用:Bibgraph(ビブグラフ)| PubMedを日本語で論文検索より
本来AGAとなった男性は、薄毛の進行が複数に分けられています。 額が後退するのはもちろん、頭頂部だけのケースや、側頭部まで進行する人もいるでしょう。
しかしFAGAの場合は、頭頂部を中心の薄毛。髪全体のボリュームに影響するので、薄毛が強調されてしまいます。 ただし男性と違い、進行そのものが遅いのも大きな特徴です。 FAGAに気付かず、悪化していたなんて話もよくあります。
FAGAの治療は何をする?
FAGAになってしまえば、元に戻すのは難しいと思う女性も少なくないでしょう。
実際のところ、進行した状態だと、治療をするしか方法はありません。 ショックを受けてしまうかもしれませんが、逆にいえば治療すれば髪が元気になります。
また、治療と聞くと不安になる女性もいるかもしれませんが、方法としては簡単です。 以下のように薬を使っての治療となるので、気軽に症状を抑えられますよ。
- FAGAに必要な治療薬
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- ミノキシジル⇒外用薬。血行を良くする薬。
- パントガール⇒頭皮の状態をよくする。髪の毛に必要な栄養が入っている
ただし、FAGAは治療を辞めてしまうと、元に戻ってしまうこともあります。
つまり早めに治療を受けるか、ひどくならないように予防をしておきましょう。 男性よりも女性のほうが、進行が遅いだけに予防すれば悪化しにくくなります。
あなたのFAGAはどれくらい?
FAGAは症状が進行してしまうと、薬による治療を長く続けないといけません。 あなたがFAGAなら、早めに気付けたほうがいいわけです。
そのためには、FAGAの進行具合を知っておくことが大切です。
- 早めにFAGAかどうか判断するポイント
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- 以前より髪の毛が細くなって元気がない
- 抜け毛の本数が異常に増えてきた
- 頭皮が透けてきた気がする など
上記のポイントを要チェックです。 髪の毛が細くなってきた時点で、FAGAの可能性があります。 以前より髪の毛に元気がない人や、同じ髪型なのに、ヘアセットに時間がかかる人も要注意です。
抜け毛に関して言えば、極端に恐れる必要はありません。 ただし、1日に100本以上抜けているのなら、FAGAの可能性もあります。
※参考:「抜け毛がひどいと感じる女性は冷静に!病院に行く前に確認するべきポイント」
さらに詳しく進行具合を知りたいのなら、以下のチェック項目を確認しておきましょう。 当てはまる項目が多ければ多いほど、病院で診察してもらったほうが安心です。
FAGAかどうかわかる9つのセルフチェック
FAGAは進行が遅いため、自分で判断するのは難しいでしょう。 そこであなたがFAGAになっているかどうか、判断しやすくするため、セルフチェックを用意してみました。 あくまで目安ですが、チェック項目が多いのなら要注意です。
①親族周辺に薄毛で悩んでいた人がいる
②生活環境が乱れている
③好き嫌いに偏りがある
④外に出たら頭皮が透けていたのに気付いた
⑤以前より部屋に落ちている髪の毛が極端に増えた
⑥細くて元気ない髪の毛も増えた
⑦髪の分け目の幅が広くなってきた
⑧眠れない日々が続いている
⑨髪をセットする時に時間がかかる
あなた自身が原因で進行するケースと、そうでない場合もあります。
FAGAになる原因は、大きく分けて3つです。
- FAGAになる原因
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- 遺伝
- 加齢
- 生活環境
遺伝の場合は、対策のしようがありませんが、それ以外はうまく付き合っていけば進行を抑えられます。 特にセルフケアがポイント。 習慣化できるようになれば、チェック項目が多くても問題ありませんよ。
女性でもFAGA治療によっては副作用が起こる
すでにFAGAが進行して、治療を受けようと思っている女性もいるでしょう。 多くが投薬治療と紹介しましたが、使う薬は以下のように多くありません。
しかしどの薬も、あくまで薬であるため、副作用が付き物です。
- FAGAに必要な治療薬の副作用
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- ミノキシジル⇒高血圧の人は要注意
- パントガール⇒動悸や胸やけ、頭痛があったら即相談
とはいえ、投薬治療は気軽に受けられるのがメリット。 忙しい女性であっても続けられるので、副作用に不安があるのなら、医師に相談しながら治療を続けてみましょう。
もちろん投薬治療以外での方法もあるので、それは以下で詳しく紹介しますね。
FAGAのためのクリニックの選び方
FAGAは、相性のいい医師を見つけられると、進行具合を抑えられます。 最近では専門クリニックと言いながら、医学的根拠に乏しい治療法を提案する医師もいるからです。 少なくとも、以下のポイントをよく見て、FAGAに強いクリニックを見つけましょう。
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- 治療法は多いところが良い
- 料金が安いと続けやすい
- 口コミを見て評判がいいところを探す
- 返金保証があると安心
- オンライン診察が可能だとさらに安心
全てが当てはまらなくてもいいですが、安心感が違います。 長期的にお付き合いしていくので、通いやすいクリニックを探してくださいね。
FAGAになる前の予防が大事!セルフケアをしっかり続けて!
FAGAは男性のAGAと比べて進行が遅く、予防ができれば進行を抑えられます。 正しく対処すれば、薄毛で悩まなくて済みます。
特に予防策としておすすめなのが、育毛剤です。 頭皮の状態を整えられるので、進行させる原因のひとつを対策できてしまいます。 もちろん育毛剤は、FAGAのあくまで予防策。進行した頭を回復させる効果はありません。
髪の毛の量を増やすためには、クリニックに通って投薬治療を受けてくださいね。 そのためにはクリニック選びが大事になってくるので、口コミなどをよく見て相性のいい病院を見つけてみましょう。
ご参考になれば幸いです。